DXを推進し、ITアイランドへ!コウズと鹿児島県徳之島町が包括連携協定、離島ICT化の成功モデルとなるか

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Webソリューションサービスを展開する株式会社コウズ(大阪市)がこのほど、IT・ICTの底上げと地域の活性化を推進することを目的に鹿児島県徳之島町と包括連携協定を締結しました。今後、町が定めた「第6次徳之島町総合計画」に基づき、ICTの活用、地域のDX(デジタルトランスフォーメーション)を推進するとともに、中長期に渡るITアイランドの確立を目指し、地域活性化のための施策や人材育成を実施していくとしています。

写真左:コウズ 代表取締役 浜野 耕一 / 写真右:徳之島町長 高岡 秀規氏

コウズは、Webソリューションサービス「Groweb!」を中心としたWeb戦略事業を展開。また、関係会社の株式会社グローバライズコーポレーションは2018年に本社所在地を大阪市から奄美市に移転し、徳之島が属する奄美群島にグループ拠点を構えています。そこでは奄美情報処理専門学校で授業を行うなどの教育支援活動も行っています。

徳之島町とは2023年1月に町の公式ウェブサイトにおけるAI実証実験に関する連携協定を締結し、サイトのアクセス解析や、閲覧者のニーズに寄り添ったサイト運用のノウハウの共有を通じた人材育成に取り組んできました。

この実証実験による成果などを受け、徳之島町とコウズはより広い分野で包括的な連携を実施することに。今回の協定を通じて、地域の魅力向上や産業振興、住民サービスの向上を目指して協力を深め、町の未来の成長と発展に貢献したい考えです。

具体的には、地域のDX推進やDX人材の育成、ICT教育の振興などを実施。こうした活動によって、中長期的にはITアイランドを確立することを目指すとしています。

徳之島の高岡秀規 町長は、「本町の発展に向けた共同の取り組みが進展しましたことを喜ばしく思っております」とコメント。「奄美群島の産業の中心的な担い手となる若者を育成し、よりスマートで持続可能な『ITアイランド徳之島』の実現に向け注力してまいります」と意気込みを語っています。

一方、コウズの浜野耕一 代表取締役は、「今回の包括連携協定が徳之島町だけでなく、奄美群島全体のIT活用の底上げとなり、全国離島のIT推進成功モデルとなるために尽力してまいります」と力を込めます。

離島におけるIT推進の成功モデルをなりえるか。両者の取り組みから今後、目が離せそうにありません。

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シフトローカル編集部。シフトローカルなメンバーが集まって構成している。

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