東京唯一の山村「檜原村」に、“働く”をテーマにした交流拠点がオープン!テレワークやワーケーション、宿泊も可能

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東京唯一の村として知られる檜原村で、村が設置したサテライトオフィス施設を活用し、テレワークやワーケーションに利用できる「Village Hinohara(ヴィレッジヒノハラ)」が11月30日にオープンします。村民や移住者、村外のテレワーカーなどが集まる公設民営の交流拠点です。東京の片隅で新たなプロジェクトがいよいよ動き出します。

施設は会員制で利用でき、料金はサテライト会員が月22,000円、コワーキング会員が月11,000円、ワーケーション会員は会費なしで日中利用料2,500円から使えます。入会には事前の施設内覧、もしくは会員の紹介が必要で、事前審査もあるそうです。

施設内には、多目的ホール(定員20人)やフリーアドレスデスク(12席)、カウンター席(4席)、会議テーブル(8席)のほか、Wi-Fi(光回線)やプロジェクター、100インチの大型スクリーンなども完備。ベッドルームやシャワーブースなどもあり、宿泊も可能になっています。

最上層のワークスペースは川に向かって大きなテラスが突き出すなど、自然に溶け込んだ独特な建築も特徴的。設計は株式会社マウンテンハウスアーキテクツ(東京)が担当し、環境への影響を最小限に抑え、室内にいながら豊かな自然を存分に感じられる空間にしたといいます。

また、施設では日中のコワーキングや夜間の宿泊だけでなく、キッチンでの料理、暖炉に使う薪割りや火起こし、庭の草刈りなど、村暮らしに必要な仕事も体験できるそうです。村民や移住者、村外のテレワーカーらが一緒に食卓を囲み、夜に暖炉の周りでお酒を飲み交わしたりと会員同士の交流を促進。さらに、会員専用のアウトドアサウナ、提携農園での農業体験やレンタサイクル、村内の森林ワークショップや観光、エコツアーの案内も予定しているようです。

村から施設を借り受け、運営するのは都市と山間地の交流促進を目的に活動をする一般社団法人アナドロマス(檜原村)。施設を1つの「Village」に見立て、会員らが檜原村の自然や文化に親しみながら交流し、都市と山をつなぐコミュニティを形成することで地域に新たな価値を生み出すことを目指すとしています。

多摩川水系の源流部に位置する檜原村は、東京都本土唯一の村で人口は約2,000人。都心から50km圏というアクセスのいい立地でありながら、昔ながらの生活文化や美しい緑の山々と清流が残されており、新しい働き方や生活様式の広がりを背景にテレワークやワーケーション、移住先として注目を集めています。

今回オープンする施設は、都心から電車とバスで2時間弱、車で1時間半ほどのエリアにあります。そばを流れる秋川は膝下ほどの深さで流れが緩く、夏はバーベキューや川遊び、足を川に浸しながらパソコン仕事も可能。車で5分ほどの場所に村唯一のミニスーパーがあるので買い出しにも困らず、歩いてすぐの場所には週末限定のカフェ、徒歩10分ほどの場所には手打ちうどん屋、さらに車を10分ほど走らせれば温泉施設もあるそうです。

都心の喧騒から離れた片隅で、新たに動き出したプロジェクト。自然とともに生きる暮らしや働き方を、みなさんもぜひ一度味わってみてはいかがでしょうか。

【施設概要】
■ホームページURL:https://villagehinohara.tokyo/ 
■住所:東京都西多摩郡檜原村本宿790-2(https://goo.gl/maps/djTf1kVV2hAjMgyu9
■アクセス:JR武蔵五日市駅より西東京バスで25分/中央道八王子ICから車で約40分
■営業時間:9時〜17時
■宿泊利用: 定員10名、チェックイン17:00〜チェックアウト翌日10:00
■駐車場:あり

【会費】
■サテライト会員:入会金11,000円/月会費22,000円。日中ワークスペース利用+宿泊4泊まで無料。
■コワーキング会員:入会金5,500円/月会費11,000円。日中のみの利用、宿泊は別料金(4,400円〜)。
■ワーケーション会員:入会金3,300円/月会費なし。日中利用料2,500円、宿泊料5,500円〜。

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シフトローカル編集部。シフトローカルなメンバーが集まって構成している。

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