愛知県豊橋市、所得制限なく第2子の保育料を無償化!県内初「おむつのサブスク」も試行へ、UIターンにも追い風

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転職先の確保に加え、UIターンで重要視される子育て環境。そんな中、”子育てにやさしい街”を掲げる愛知県豊橋市が、9月から新たに所得制限なく「第2子の保育料無償化」を実施。同時に、保護者、保育士双方の負担を軽くする「おむつのサブスク」も試験的に導入します。

所得制限のない第2子の保育料無償化は、全国の中核市で4例目の試み。対象者は、市内の認可保育所・認定こども園に通う、兄・姉が18歳未満の第2子目の園児(0〜2歳児)の保護者。また、それぞれ公立園を含む、市内の認可保育所・認定こども園の計64施設が対象となります。

また、同じく9月から2ヶ月の間、県内の自治体では初の「おむつのサブスク」の試行を開始します。これは、通常は保護者が園に持参しているおむつとお尻拭きが、保護者と業者が契約を結ぶことで、月額・定額で使い放題になるサービスです。これにより、保護者、保育士双方の負担が軽減され、育児や保育の充実が期待できるとしています。

内閣府が実施した「第4回 新型コロナウイルス感染症の影響下における生活意識・行動の変化に関する調査」によると、コロナ禍で地方移住への関心が高まっている一方、多くの人がさまざまな懸念を抱えていることも明らかになりました。地方移住にあたっての懸念は、「仕事や収入」が48.5%で最多となる一方、「子育て・教育環境」も13.7%と根強く、特に30〜40代がより強く不安を抱えています(数字は2021年9〜10月のデータ)。

地方の自治体にとって、特に現役世代のUIターン者を迎え入れるには、仕事先などと同様に子育て環境の充実がカギを握るーー。今回、豊橋市が打ち出した新たな子育て施策・サービスは、UIターンを考えるうえでも重要な判断要素になりそうです。

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