地域に関心をもつ移住希望者と、全国62自治体が集うイベント「みんなの移住フェス2021・オンライン」が5月29日に開催されます。主催は、移住・関係人口促進のためのマッチングサービス「SMOUT」を運営する株式会社カヤック。コロナ禍で地域への関心が高まる中、地方移住の始め方などに戸惑う移住希望者に、自身の働き方や暮らし方に合った地域を見つけるきっかけを提供したいとしています。
イベントでは、ライブ動画視聴やオンライン上での個別相談のほか、手軽に遊べる診断コンテンツや移住に向けたライフプランを立てるワークショップなど、5つのコンテンツを用意。参加費は無料です。
基調講演には、多拠点居住の実践者でもあるジャーナリストの佐々木俊尚氏と、「歴史を面白く学ぶコテンラジオ」の深井龍之介氏を迎えます。新型コロナウイルスの影響で一時的に移動を制限された人や、リモートワークで逆に自由を手に入れた人がいる中、「自分らしく暮らせる地域」の見つけ方などについて話してもらいます。
また、「朝目覚めると、そこは見知らぬ村だった!」という設定で、設問に回答していくと遊牧民(ノマド)タイプや職人タイプなど、参加者にの移住タイプを診断する参加型プログラムも。一人ひとりのタイプに合った地域を知るきっかけになりそうです。
SMOUTによると、ユーザー(20代〜60代/男女169人)を対象に今年3月に行ったアンケートで53.8%の人が「地方移住を考えているが、何から始めようか考えている」と回答し、「移住先が決定している・移住した人」は6.5%にとどまりました。また、移住希望時期についても39.6%が「3年以上先・未定」と回答するなど、コロナ禍で地方移住に興味を抱いたものの、具体的な検討をなかなか進められない人が少なからずいる実態が明らかになりました。
そこで、移住の具体的なきっかけづくりを目的に本イベントを企画。昨年6月に開催した「みんなの移住フェス2020」には2日間で延べ6500人が参加し、今回は新たなコンテンツも交えバージョンアップして開催されます。参加自治体も全国の62に上り、気になる地域の担当者から直接話を聞けるチャンスです。
開催概要やプログラムの詳細、申込方法などは下記のWEBサイトをご覧ください。
https://minnano-iju-fes2021.smout.jp/