富山県魚津市「ゲームのまち」プロジェクト。アドバイザーに蛭田氏が就任

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富山湾と北アルプスの山々に囲まれた富山県魚津市。この町が今、「ゲームのまち」としてクリエイター育成など様々なプロジェクトを仕掛けています。この度、一連のプロジェクトの総合戦略アドバイザーに、数々のヒット作を手がけてきたAKALI代表の蛭田健司氏を迎え入れました。

2017年クリスマスに開催したゲームハッカソン。市内公民館にて1泊2日のゲーム開発を行った。

自治体初「ゲームのまち」推進プロジェクトーー。魚津市は2017年に、全国でも珍しいユニークなまちづくり構想を掲げました。ゲームクリエイター志望者の発掘や育成支援のイベントなどに取り組んでいます。

同市は海岸から山岳地までの距離が短く、広大な工業適地が少ないという地理環境上、大規模な企業誘致が難しい状況にあるそうです。そうした中、全国の地方自治体と同じように、就業のために県外に転出する若者を中心に人口減少が加速。市の大きな課題となっています。

そこで目をつけたのが、ゲーム産業でした。首都圏から離れた狭い土地でも事業展開が可能で、若者層を中心に幅広い世代に人気のある産業だからです。若者や働き盛りの世代に、ふるさとで好きな仕事をしてもらうことを目的に、ゲーム開発などに携わる人材育成・創業支援・企業誘致を目指す新分野産業育成プロジェクト「つくるUOZUプロジェクト」を立ち上げました。

今年も昨年に続き、ゲームクリエイター育成・支援イベント「GAMEサミット」を7月に開催。このイベントは、市内で毎月開催する予定とのこと。また、プロジェクトの参加者が開発したゲームの出展やe-sports大会の開催などを行う「UOZUゲームフォーラム2018」を開きます。

2018年7月GAMEサミットの開催模様。GAMEサミットは魚津市内にて毎月開催していく予定。

さらに今後は、都市部の人材不足と地方の優秀な人材をマッチングさせるために、市内へのゲーム関連企業の誘致を推進していくといいます。また、ゲームやゲーム技術を用いた受託開発ビジネスの検討、最新技術を取り入れたビジネスにも挑戦していく計画です。

アドバイザーに就任したAKALI代表の蛭田氏。

そこで、こうした取り組みの総合戦略アドバイザーに、総合企画・プロデュース企業である株式会社AKALI代表の蛭田氏を迎え入れました。蛭田氏はこれまでに「サクラ大戦シリーズ」や「無双シリーズ」の開発に携わるなど、ゲーム業界のエキスパートと言われています。強力なパートナーとともに進める「ゲームのまち」プロジェクトの第二幕が、本格始動することになりそうです。

【プロジェクト概要ページ】
https://detail.uozugame.com/

【問い合わせ先】
魚津市役所 商工観光課 商工労働係 山田
TEL:0765-23-6195
FAX:0765-23-1060
E-mail:syokokanko@city.uozu.lg.jp

【企業誘致、各種ゲーム関連ビジネスに関する情報提供・お問い合わせ】
株式会社AKALI 代表取締役 蛭田
TEL:080-3258-5551
E-mail:k.hiruta@akali.co.jp

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シフトローカル編集部。シフトローカルなメンバーが集まって構成している。

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