エンジニアの派遣やシステム開発などを手がけるエンライズソリューション(東京都渋谷区)がこのほど、新潟市内に新しいオフィスを開設しました。地元出身の社員を中心に、雇用創出やUIターンを促進。地元の若者がIT業界でキャリアを築ける環境を整え、地域におけるIT人材課題の解決に貢献したいとしています。

同社は設立13年目を迎え、社員数は200人を超える規模にまで成長。これまでの活動拠点は首都圏に集中していた一方、近年は地方在住の社員がリモートワークで働く機会も増えているそうです。そんな中、新たな成長フェーズに向けた地方展開を検討していました。
オフィスは、JR新潟駅から徒歩2分の場所に開設。ITソリューション事業、受託型ITサービス、ITエンジニアリングサービスを担います。新潟拠点の事業戦略および組織運営を統括する責任者、また現場の立ち上げやプロジェクト推進の責任者とも、新潟市出身です。
現場責任者を務めるのはIT業界で25年以上のキャリアを持つエンジニアであり、地域課題への理解がある人材が中核を担える強みを活かしたい考えです。まずはその責任者を含む複数の社員でスタートし、段階的に人員を拡大する予定です。


新潟県は、若年層の首都圏への流出が課題になっています。県内には大学や情報系専門学校が複数存在するなど、IT人材を育成する基盤が整っているものの、地元企業と首都圏企業との賃金水準の差を含め、地元での就業機会やキャリア形成の場が十分とはいえない事態に直面しているそうです。それが首都圏への流出を招き、UIターンを阻む壁にもなっている現状があります。
そんな中、同社は首都圏の案件のリモート対応に加え、受託案件を新潟拠点で推進する体制を構築することで、首都圏並みの待遇を維持しながら、新潟での雇用創出を目指します。「新潟で働きたいものの、給与水準やキャリア形成への不安がある」。そんな若者の課題解決に取り組みます。
新潟在住者や首都圏でキャリアを積んだUIターン希望者を積極的に採用し、新潟でキャリアを形成できる環境づくりを推進していきたい考えです。また、県や市の産業振興施策と連携し、地域のデジタル化・DX推進を支援。地域に根ざした持続可能な拠点づくりを進めていくとしています。

事業統括責任者は、「新潟で首都圏水準の待遇と多様なキャリア機会を両立するモデルを構築し、地域にいながら成長し続けられる環境を実現してまいります」とコメント。新潟拠点の責任者も、「生まれ育った新潟への感謝と誇りを胸に、地域の未来を担う人材が地元で挑戦し、活躍できる環境づくりに全力で取り組んでまいります」とメッセージを寄せています。