日本を代表する観光都市・奈良。市が実施している「お試し移住支援制度」にこのほど、新たなサービスが追加されました。宿泊施設のオーナーが同行し、地域の日常や暮らしについてナビゲートする「まち案内」です。同制度は開始以降、100人を超える利用者が実施に移住。今回の新サービスを、さらなる移住促進につなげたい考えです。
奈良市は2021年度から、移住・定住を検討する人を対象に宿泊費を補助する「お試し移住支援制度」を実施。2021〜2025年度までに222人(160組)が利用し、うち45%に当たる101人(62組)が実際に移住したそうです。満足度も100%と高く、96%の人が移住意欲が向上したという結果も出ています。
また、市によると2025年までの過去7年間は連続して転入超過(転出者より転入者が多い状態)となり、2025年の転入超過数は+424 人を記録したそうです。


そんな中、さらなる移住促進を目指して新たに企画したのが、今回の新サービス「まち案内」です。滞在先の宿泊施設のオーナーが直接同行し、一緒に街を歩きながら地域の生活環境について案内するサービスです。
WEBやパンフレットだけでは見えてこない、スーパーや病院、公共施設、最寄駅やバス停までのルート、通勤・通学の利便性など、生活環境や地域の雰囲気について、地元を知り尽くした宿主だからこそ知る“リアルな奈良の暮らしやすさ”を利用者に体感してもらいます。それによって、移住後のミスマッチを防ぎ、スムーズな定住へつなげたい狙いがあります。
対象の宿泊施設は全6施設(and smiles hostel・ゲストハウス楓・ゲストハウスるーのす・奈良柳生邸・西村邸・農家民宿野の花)。詳細や申し込みは、移住ポータルサイト「ならりずむ。」から。

市広報課の移住担当者は、「スーパーまでの距離感や、病院・公共施設への行きやすさ、街の雰囲気。そうした日々の暮らしに関わる感覚を、地域をよく知る宿泊施設のオーナーさまによる『まち案内』で、より身近に感じていただけたら」とコメントしています。