デジタル人材育成の「延岡ITカレッジ」、2025年度は社会人や学生ら40人が修了!アプリ開発などに取り組み、渾身の成果を発表

Share

宮崎県延岡市が主催し、 デジタル人材を育成する事業「延岡ITカレッジ」。2025年度のカリキュラムに参加した計40人が約5ヶ月間の研修を修了し、2月末に市内で修了式が開催されました。市長や運営会社の社長らが出席し、修了生の門出を祝福。修了生による成果発表も行われ、熱気と期待の膨らむ盛大な式典になりました。

延岡ITカレッジは市のデジタル人材育成事業で、地域DX推進などに取り組む株式会社brinity(本社:東京)が運営。2025年度は「事業者コース」「キャリアアップコース」「学生コース」の3つのコースを展開し、約5ヶ月間にわたって研修を実施。事業者コースは市内企業に勤める従業員16人が参加し、生成AIのビジネス活用やDXを先進する企業への視察などを通じ、社内のDX推進の中核となる人材育成を行いました。

また、市内企業へのIT職での就職を目指す人を対象にしたキャリアアップコースでは、JavaScriptなどのWeb開発技術や、ローコード・ノーコードによるアプリ開発に取り組み、さらに事業者コースとの合同演習として実際に受注者として開発に挑む実務さながらの経験も積みました。学生コースには、市内の高校生と大学生の13人が参加。Pythonプログラミングや機械学習入門などを学ぶとともに、IT企業を訪問して業務体験や社員との対話も実施したそうです。

2月末に開催された修了式では、三浦久知市長や講師による祝辞、修了証書の授与などのほか、各コースの代表者による成果発表も行われ、事業者コースとキャリアアップコースが合同で「防災意識の向上〜浸水想定アプリ開発」、学生コースは「延岡市の人口減少・若者流出の分析と移住促進の提案」をテーマにそれぞれ渾身の発表を行いました。

成果発表の様子

三浦市長は、各コースの修了生に労いと今後への期待の言葉をかけたうえで、「引き続きこのような市民のみなさま、事業者のみなさまのITスキルの向上と、市としてもデジタル化をしっかりと進めていく中で、延岡をさらに成長させていきたい」と語りました。

三浦市長

brinityの有江和文社長も登壇し、まず今回のカリキュラムについて「普通の学校で学ぶような座学の学問だけではなく、実際に世の中に出たときにどのような視点で物事を捉えて、デジタルテクノロジーを使ってどのように解決をしていくか、そのような観点を置きながら教材制作などをやらせていただいた」とその目的に言及しました。

さらに、4年目に入った延岡ITカレッジから累計約250人の修了生が輩出されたことに触れたうえで、今後に向けて「デジタルを活用した仕事ができる魅力ある延岡市の実現に、引き続きみなさまと関係を持ちながら一緒に活性化させていただきたい」と力を込めました。

有江社長

キャリアアップコース修了生を代表して挨拶した甲斐 茜さんは、事業者コースの受講生とチームを組み、開発プロジェクトに挑戦した経験から「多くの気づきを得るとともに、自分自身の成長を実感することができた」と強調。「学んだ知識や技術を生かし、自身の新たなキャリアアップのため、また延岡市のデジタル化に貢献できる人材となるべく、今後も引き続き学び続けていく」を決意を表明しました。

約5ヶ月間にわたり、基礎と実践をみっちり学んだ40人の修了生。これから延岡市の産業を支えるデジタル人材として、地域で活躍する姿が見られそうです。

About Author

https://shiftlocal.jp/

シフトローカル編集部。シフトローカルなメンバーが集まって構成している。

Comments are closed.