オンラインマップ作成デジタルプロダクト「PointMap+」などを手がける株式会社iHistory(本社:東京都港区)がこのほど、京都市と連携し、地域の魅力をデジタルマップ化した「京都暮らしローカルマップ」を制作。実証実験をスタートしており、移住検討者に地元のリアルな情報を届けたいとしています。一体、どんなサービスなのでしょうか。
iHistoryが展開する「PointMap+」は、20種類以上あるマップデザインから好みのものを選択し、場所情報(写真とテキスト)を入れるとオリジナルのデジタルマップを作成できるサービスです。閲覧者はマップ上の登録スポットへの移動に活用したり、各スポットの公式サイトやSNSから詳細な情報を確認したりできます。また、自治体や企業向けにこのデジタルマップの作成・運営代行を手がけるサービス「マッパースタジオ」も展開しています。

そんな中、このほど京都市とタッグを組みました。行政と民間事業者がリソースを持ち寄り、新たなサービスの創出を目指す公民連携の「KYOTO CITY OPEN LABO」制度に採用され、プロジェクトが動き出したかたちです。
京都市は日本を代表する観光都市である一方、生活に関わる情報や魅力については、移住検討者にまだ伝えきれていないという課題を抱えていたそうです。そのため、移住後の生活を具体的に想像できるような情報に特化したコンテンツをデジタルマップにまとめたといいます。
具体的には、北区(新大宮商店街周辺)と中京区(二条駅周辺)、山科区(小野駅周辺)の3つにエリアを分け、それぞれの住民に座談会形式でインタビューを実施。お気に入りのスポットや店舗、よく利用する場所など住民目線の身近な情報を集め、それをデジタルマップに落とし込みました。

住民の生の声を反映しているため、テレビや雑誌で紹介されるような観光情報や著名なスポットではなく、ペットと行けるコインランドリーや絶景の散歩道といった、地域に根ざした情報が満載。地図を眺めているだけで、リアルな生活の様子を思い浮かべることができるとしています。

北区、中京区、山科区の3つのエリアのデジタルマップは現在公開中。気になる方は、ぜひ下記URLをチェックしてみてください!
<京都暮らしローカルマップ>
■京都市北区(新大宮商店街周辺)https://ihistory.site/pointmap/maps/kyoto_kitaku_shin_omiyashotengai_area
■京都市中京区(二条駅周辺)
https://ihistory.site/pointmap/maps/kyoto_nakagyouku_nijo_area
■京都市山科区(小野駅周辺)
https://ihistory.site/pointmap/maps/kyoto_yamashinaku_ono_area
<関連情報>
■PointMap+:https://www.ihistory.cloud/jp/pm/01/
■自治体・企業向け作成代行サービス「マッパースタジオ」:https://mapperstudio.info/