岡山県倉敷市が、海と歴史ある町並みで知られる下津井地区を舞台に、3月1日からお試し居住や町の魅力を知ってもらうための体験プログラムを始めます。プロジェクトの名称は、地域活性化事業「トライアルステイ下津井」。これにより、移住者などを増やし地域を活性化させたい考えです。
瀬戸内海沿岸に位置する下津井地区は瀬戸大橋の本州側の起点になっており、江戸時代から明治の中頃にかけて北前船で栄えました。現在は漁業の町として知られる人口約4,300人の港町です。古くからの町並みが残り、県の町並み保存地区に指定されています。
一方で、市内でも特に人口減少と高齢化が進んでいる地域でもあります。住民は持続可能なまちづくりに危機感をもっており、地元のまちづくり団体「下津井シービレッジプロジェクト」が以前から移住促進活動を行ってきました。
今回は、市と下津井シービレッジプロジェクトが協力し、下津井地区の町並み保存地区内に古民家をリノベーションしたお試し住宅を設置。「瀬戸内海」「古民家」をキーワードに、海や古い町並みに関心のある移住検討者などに利用してもらうことで、地域の魅力をアピールしたい狙いがあります。
さらに、その魅力をよりリアルに体感してもらうため、「町歩き」「移住者との交流会」「まちづくり活動への参加」「古民家セミナー」「創業セミナー」の5つの体験プログラムを用意。単に訪れてもらうだけではなく、地域住民や先輩移住者と関わりを持てるようにすることで、関係人口の増加や移住者の定着などにつなげたいとしています。
倉敷市へのUIターンを考えている人、海や風情ある町並みに囲まれた暮らしなどに興味のある人は、下記ポータルサイトをチェックしてぜひ申し込んでみてください！
【ポータルサイトURL】 https://setouchi-trial-stay.jp
