都内IT企業のHajimari、「信州ITバレー構想」の長野県にサテライトオフィスを開設!地元のエンジニアを積極採用へ

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IT起業家・フリーランスと企業のマッチング支援サービスなどを手がける株式会社Hajimari(東京都渋谷区)がこのほど、長野県長野市にサテライトオフィスを開設しました。これを機に、県内在住のエンジニアの育成や、県内各地の活性化に貢献していきたい考えです。

Hajimariはほかに、地方創生・スタートアップ向け開発支援サービス「TUKURUS」も展開。以前から長野県在住のエンジニアをフルリモートで採用してきました。

そうした中、県内自治体との協力体制を一層強化していくため、2015年の創業以来初となるサテライトオフィスを長野市に開設しました。

開設と同時に、東京オフィス在籍のエンジニア1名が長野県に移住し、サテライトオフィスで勤務しています。また、新たに採用する長野県在住のエンジニアは、自宅でのリモートワークとサテライトオフィスへの出社を業務内容に合わせて選択することが可能といいます。サテライトオフィスでは、主に東京都内の企業から請け負う開発業務などを担当しているそうです。

開設の背景にあるのは、若者の県外流出です。特に、エンジニアの求人は地方に少なく、地元でキャリアを積む機会が限られているのが現状です。そうした状況を変え、好きな場所で自由にキャリアを選べる社会をつくるため、長野県を拠点に地方在住のIT人材を積極的に採用する方向へ動き出した経緯があります。

エンジニアの採用と並行し、自治体へのIT技術の提供支援やコミュニティスペースの運用など、県のIT産業全体を盛り上げる支援も行っていく予定としています。それらを通じて、継続的な地域の経済振興へ貢献したい考えです。

長野県はIT人材・企業を集積する「信州ITバレー構想」に着手。IT企業の誘致やITビジネスの創出に高い関心を寄せています。

新興IT企業が打ち出した、地方での新たな挑戦。エンジニアが地方でもキャリアを築ける社会に向けて、力強く踏み出した一歩に注目が集まっています。

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シフトローカル編集部。シフトローカルなメンバーが集まって構成している。

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