長野県佐久市が自治体初のサービスとして導入した移住オンラインサロン「リモート市役所」が、開始から1年を経て参加者が1500人を突破するなど順調な滑り出しを見せています。新たなコンテンツであるラジオ「FM市役所」の配信も好評のようです。
リモート市役所は、チャットツールの「Slack」を活用し、移住や暮らしの相談などに応じるオンライン上のプラットフォーム。佐久市や移住に関する情報発信、市民との情報交換などが行われています。
2021年1月に開始すると、同年6月には参加者が1000人を突破。7月にはリモート市役所内の投稿から企画した試住の支援・補助金サービス「Shijuly(シジュリー)」を発表しました。また、8月にはリモート市役所課長・職員を公募で決め、11月からは新たな企画としてラジオコンテンツ「FMリモート市役所」の配信も始めています。
こうしたユニークな取り組みが評価され、同年12月には日本の地方自治体が参加するシティプロモーションアワードで金賞(未来創造賞)、PRアワードのブロンズ賞を受賞。現在、参加者も1500人を超えるまでに成長しています。直近では、1月25日にFMリモート市役所で隣町の軽井沢町のゲストを招いて特別版の配信を行いました。
移住者でIT起業家でもある、リモート市役所の伊藤侑果・課長は、サービス開始から1年の節目に「一緒に盛り上げてくださった参加者の方には感謝の気持ちでいっぱいです。FMリモート市役所からの発信やSlackでのコミュニケーションを通じて、任期満了まで皆さんとの交流を楽しみたいと思います」とコメント。
栁田清二・市長も「実際にリモート市役所をきっかけに、佐久市に移住された方もいらっしゃいます。今後もぜひ佐久市に関心を持ち、楽しい交流にご参加いただけますと幸いです」との談話を発表しました。
勢いが止まらないリモート市役所。今後も市民発の新たなアイデアや企画が、次々と登場することになりそうです。
▼各サービスの詳細は、下記サイトをご覧ください。
・HP:https://www.city.saku.nagano.jp/outside/citypromotion/salon
・Slack:https://saku-remote-cityhall.slack.com
・Twitter:https://twitter.com/SAKUonlinesalon
・Shijuly:https://www.city.saku.nagano.jp/outside/citypromotion/shijuly/
・FMリモート市役所:https://anchor.fm/fm-remote-cityoffice