長崎県が首都圏や福岡県などからのワーケーションの受け入れに力を入れています。新型コロナウイルス感染症の拡大や企業の働き方改革を背景に、ワーケーションを促進することで関係人口の創出・拡大による地域活性化につなげたい考えです。12月13日には都内でマッチングイベントを開催、来年1〜2月にはマッチングツアーも予定しています
「ワーケーション」とは、「ワーク」と「バケーション」を組み合わせた造語。コロナ禍で在宅・リモートワークなどが広がる中、場所に縛られない多様で柔軟な働き方の選択肢の1つとして現在、注目を集めています。
長崎県には壱岐、対馬、五島列島など大小様々な島が971島あるほか、中国や西洋の文化を受け入れながら発展してきた歴史があります。地域ごとに景観や文化、地域資源などが異なり、多彩な顔を持つ県でもあります。
県はそうした特色を活用し、ワーケーションの受け入れやリモートワークの促進、サテライトオフィスの誘致に力を入れており、今回は「ワーケーション受入促進事業」としてワーケーションに関するイベントを初めて開催することにしたそうです。
その第一弾が、12月13日に都内で開催される「長崎発!競争力&協創力を高めるワーケーション」と題したマッチングイベントです。定額制宿泊サービス「HafH(ハフ)」を展開するKabuK Style(カブク スタイル)の大瀬良亮社長による講演のほか、五島市と壱岐市によるワーケーションの事例紹介、日本航空など企業関係者によるパネルディスカッション、県内8市町との交流会などを実施。オンライン視聴も可能です。
▼詳細や参加方法については、下記をご覧ください。
https://with.mainichi.co.jp/public/seminar/view/971
一方、マッチングツアーでは来年1月22日~25日に壱岐市と雲仙市を回るコース、2月24日~27日に五島市と長崎市を巡るコースを企画。それぞれ定員は10社(10名)程度、参加費は飲食にかかる経費のみを予定しています。
各自治体の担当者や現地にサテライトオフィスを構えた企業、移住者や起業家らとの勉強会を予定しているほか、地域のキーマンや住民らとの交流も用意されています。
それぞれのコース内容の詳細は下記をご覧ください(※プログラムは変更の可能性あり)
<壱岐市>
■勉強会:①「壱岐サテライトオフィスの可能性」㈱ペンシル 代表 倉橋美佳氏 ※調整中
②「壱岐市とSDGs、企業マッチング」壱岐市SDGs未来課 課長 小川和伸氏
③「地域と都市部を繋ぐ地方創生」㈱IKI PARK MANAGEMENT 代表 高田佳岳氏
■視 察:国境離島を理解する壱岐島内ツアー
■交 流:まちづくりを担う地域住民らと意見交換
<雲仙市>
■勉強会:①「地域資源を活かした観光の振興について」雲仙市観光戦略策定員会 委員長 宮崎高―氏
②「複業と地域との関係づくり」(社)Work Design Lab 代表理事 石川貴志氏
■視 察:地域住民による雲仙の町案内
■交 流:観光戦略メンパーと「10年後の雲仙」ワークショップ
<五島市>
■勉強会:①『五島の人口社会増達成の秘訣 (仮)」五島市地域協働課 課長 庄司透氏
②「五島への移住と起業」㈱カラリト代表 平﨑雄也氏
■視 察:①地域住民らによる五島の町案内
②再生エネルギー最先端の浮体式洋上風力発電や潮流発電
■交 流:五島市再生可能エネルギー推進協議会と意見交換
<長崎市>
■勉強会:「オープンイノベーションを生む環境とは」㈱KabuK Style社長/共同創業者大瀬良亮氏
■視 察: 長崎市スタートアップ支援事業『コッコデショ!』
KabuK Style 共同創業者メンターを務める起業支援プログラムの受講メンバーによるプレゼン視察
■交 流:起業を目指す長崎市の若者らと意見交換
【問い合わせ先】
株式会社阪急交通社 法人団体営業本部 東京団体支店 担当:光吉
email:hankyu-workation@hei.hankyu.co.jp