瀬戸内海で4番目に大きな島である広島県江田島市がこのほど、移住・定住ポータルサイト「hodohodo」を開設しました。島での暮らし方や移住者のインタビュー、空き家バンク物件などを紹介。コロナ禍で移住や空き家の問い合わせが増えている中、情報を充実させて島への移住につなげたい狙いがあります。
新たにオープンした「hodohodo」は、実際に江田島市に移住した人たちのインタビューや空き家バンク物件紹介ページ、市の特徴や補助制度など情報満載のサイトになっています。
江田島市は人口約22,000人の瀬戸内海で4番目に大きい島です。島であるにも関わらず、広島市から船で約30分と都市部から気軽にアクセスできる利便性が売り。もちろん、陸路での行き来も可能なため、島から市外に通勤する人も大勢いるそうです。コンビニやスーパーマーケット、ドラッグストアも“ほどほど”にあり、人口密度も“ほどほど”。海と山に囲まれた“ほどほど”な田舎暮らしができることから、サイト名を「hodohodo」にした経緯があります。
広島県は、NPO法人ふるさと回帰支援センターがまとめた「移住希望地ランキング2019」で過去最高の2位になり、新型コロナの影響もあり江田島市への移住希望者や空き家への問い合わせも増えているといいます。そうした中、今回の「hodohodo」を通じて広島へのUIターンを考えている人や、田舎や島暮らしに関心のある人に役立つ情報を提供します。
市の移住・定住担当者はサイト開設にあたり、「江田島市のいいところばかりを紹介するのではなく、移住者の声や島暮らし“あるある”などリアルな面もお伝えし、移住を検討されている方にわかりやすいサイトを制作しました。『hodohodo』をきっかけに、少しでも江田島市に興味を持っていただければうれしいです」とコメントしています。
▼新サイト「hodohodo」は下記をご覧ください。
https://ijyu-etajima.jp/
▼問い合わせ先
江田島市企画部企画振興課
移住・定住ポータルサイト『hodohodo』担当
TEL (0823)43-1630
MAIL kikaku@city.etajima.hiroshima.jp
初のサテライトオフィス。東京のIT系企業2社が開発拠点などに利用
また、江田島市はサテライトオフィスの誘致にも力を入れており、関東圏から2社の企業誘致に成功。3月17日には、市とバレットグループ株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役:小方厚)による開所式を実施します。
バレットグループは、ECマーケティングやシステムインテグレーション事業などを手がけるIT系企業。瀬戸内海が見渡せる場所に開発ラボ「COCODEMO(ココデモ)」を開設します。オフィスの壁画をペイントした同社社員は、「この場所はバレットグループの研究開発拠点ではありますが、例えば子ども向けのプログラミング教室に使用するなど、江田島市民の方々の交流の場のひとつになればうれしいです」と話しています。実際、3月20日には地元の小中学生や社会人を対象にしたプログラミングイベントが開催される予定です。
サテライトオフィスを構えるもう1社は、合同会社GeneLeaf(ジーンリーフ)。市から提供してもらった空き家を改装し、オフィスに活用します。
市のサテライトオフィス誘致事業は2018年に開始。市が候補地の選定や場所の提供、空き家の確保などで協力し、3月から2社がオフィスを開設することになりました。このほか、最長1カ月のお試し勤務や県の法人向けプロジェクト「チャレンジ里山ワーク」にも参加しており、サテライトオフィスを筆頭に企業誘致のための補助金制度なども手厚く用意しています。
▼サテライトオフィス誘致事業補助精度について、詳しくは下記をご覧ください。
https://www.city.etajima.hiroshima.jp/cms/articles/show/6788
▼問い合わせ先
江田島市企画部政策推進課
TEL (0823)43-1631
MAIL seisaku@city.etajima.hiroshima.jp