近年では、会社以外の場所――自宅などで、インターネットや電話などのツールを利用して働く「リモートワーク」が各社で導入されており、自分のスタイルにあったフレキシブルな働き方が可能になってきています。
そんな中、ユニリーバ・ジャパンは2016年7月より、この「リモートワーク」の要素を取り入れた新たな勤務制度「WAA(Work from Anywhere and Anytime)」を導入しています。「WAA」は働く場所や場所を社員が自由に選ぶことができ、そのビジョンに共感する企業・団体・個人のネットワーク「Team WAA!」を通じて新しい働き方を日本に広めています。
WAAとは?
・上司に申請すれば理由を問わず、会社以外の場所で勤務が可能。
・平日の6時~21時の間で自由に勤務時間や休憩時間を決められる。
・対象は全社員、期間や日数の制限はなし。
(WAAについて)
宮崎県の一般財団法人こゆ地域づくり推進機構(以下こゆ財団)はこの活動に共感し、世界幸福デーである3月20日(火)より、同グループが運営する「移住交流促進ラボ」のコワーキングスペースを「Team WAA!」メンバーに開放、初の地方拠点開設となりました。「Team WAA!」メンバーであれば、いつでも何度でも同ラボをオンライン会議やリモートワークの活動拠点とすることが可能です。
また、こちらのコワーキングスペースでは従来行っていた新富町への移住のサポートも継続して行われます。
移住までのサポートは勿論、移住後も財団主催の朝市を始め地域イベントの紹介など、地域とのふれあいを促進させるプログラムが提供されます。「地方から働く」新しいワークスタイルを選ぶ人々にとって移住しやすく働きやすい環境づくりを担う場所となりそうです。
また、移住者と地域の触れ合いを通して、互いの利点を活用した新事業が生み出されることにも期待されます。移住者や交流人口の増加に伴って生じる化学反応で町の地域経済をより強くしていきたい、とこゆ地域づくり推進機構は活動に積極的な姿勢を見せています。
WAAのような新たな取り組みに協賛する団体が増えることで、働き方の選択肢はぐっと広がります。
時間や場所にとらわれず、自分に合うワークスタイルを実現させやすい環境が増々発展していくといいですね。