ITの島が誕生?長崎県壱岐市で離島サテライトオフィスがスタート

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地方や海外での新たな拠点作り、IT企業の中に広がるこの流れに、“離島”という新たな働く場所の選択肢。福岡を中心に、東京、シンガポール、台湾、フィリピンと国内海外問わず拠点を作り活動の幅を広げてきた、研究開発型のウェブコンサルティング専門会社である株式会社ペンシルが長崎県壱岐市に離島サテライトオフィスを開設しました。

2017年10月より壱岐テレワークセンター内にオフィスを開設し、2017年度中には壱岐市内にある古民家を改修し、オフィスを移転する予定。初年度は5名の壱岐市民の新規雇用を予定しています。ペンシルによると「ITを活用して事業を行うとともに、主婦や高齢者など壱岐市民の意見を取り入れたウェブマーケティングを提供する体制を構築し、幅広い年代の市民に対してセミナーなどを実施することで、将来的な「ITアイランド」を目指します。」とのこと。

将来的には、壱岐の特産物を全国、海外へECで展開したり、既存従業員のテレワーク就業場所や研修施設として活用し、壱岐や離島ならではの環境を生かした多様な働き方を提供していくそうです。

ITと地方の既存産業の融合は、これからの大きなテーマ。この時代、地方だけでなく離島にもITネットーワクは完備されており、人口流出や産業衰退に歯止めをかける新たな一手として期待されます。外国人インターンシップの受け入れや、半農半IT、半魚半ITなど新たな取り組みによって、離島の財産を活かしたインバウンド需要や、島内交流人口の増加も視野に入れているそう。

離島という地に眠る新たな魅力をしっかりとビジネスとして成立させ、地方自治体の健全な成長につなげる動きは各所で注目されていますが、こうした地でもITエンジニアやデザイナーの需要は確実に高まっていくのではないでしょうか。

より詳しい情報はペンシルからリリースも出されていますので、ぜひこちらも。
http://www.pencil.co.jp/release/20170928_01/

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シフトローカル編集部。シフトローカルなメンバーが集まって構成している。

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