首都圏で活動するITエンジニアを対象に、島根県が今年度開催している移住・転職支援イベント「島根に行ったUIターンエンジニアの本音を聞く会」の第3回が、2020年1月11日(土)に品川シーズンテラスカンファレンス(東京都港区)で開催されます。また、参加者の中から抽選で10人に、2月に開催される県内IT企業見学・相談ツアーの招待枠が与えられます。
この「UIターンエンジニアの本音を聞く会」は、島根にUターン・IターンしたITエンジニアの先輩たちをゲストに迎え、UIターンに関する疑問や不安などをざっくばらんに何でも聞いてもらおうという交流会です。役所などによる公的な情報ではいい部分しか得にくい面もあるため、実際にUIターンした人の生の声を聞いてもらうことで、島根への移住・転職を検討しているITエンジニアの不安や疑問点を解消することを目的としています。今年度はこれまでに2回実施し、今回の後も2020年2月8日(土)に開催される予定です。
また、県内IT企業への見学・相談ツアーも1回目を10月に実施。次回は2020年2月を予定しており、今回のイベント参加者の中から、抽選で10人が招待されます。ツアーでは、IT企業の職場見学や各自治体との相談などが行えます。ツアーへ参加は、この「本音を聞く会」への参加が必須条件となります。
※特設サイト:https://www.it-shimane.jp/
島根県では2007年から、県内産業のさらなる発展の核にIT産業を掲げ、10年以上にわたって継続的なIT支援を続けてきました。また、プログラミング言語「Ruby」の開発者であるまつもとゆきひろ氏が島根県在住で、ITエンジニアの中ではRubyの聖地としても知られています。県外からの企業誘致も積極的に行っており、実際に県内に本社を移転したり、サテライトオフィスを開所したIT企業は10年間で40社を超えています。
一方で、県内人口は70万人を切り、IT業界に限らず慢性的な人手不足に直面。そのため1992年に発足した公益財団法人ふるさと島根定住財団が各市町村や関係団体と協力しながら、UIターン希望者が求めている雇用や住まいなど総合的な定住情報の提供・支援を行っています。
また、2014年にはIT人材に特化したプロジェクト「IT WORKS@島根」(https://www.shimane-itworks.jp/)がスタート。首都圏にIT人材コーディネーターを配置してキャリア相談を行っているほか、県内IT企業の転職フェアを東京や大阪で開催しており、このサービスを利用して毎年20人前後のエンジニアが島根県へ移住しています。
【「島根に行ったUIターンエンジニアの本音を聞く会」開催概要】
■日時
2020年1月11日(土) 13:30~16:20(途中での出入り自由)
※16:30から17:15までフリー交流会
■会場
品川シーズンテラスカンファレンス3階 カンファレンスC
東京都港区港南1丁目2番70
■参加人数/参加費
30名 ※先着順/無料
■参加方法
特設サイト(https://www.it-shimane.jp/)から申し込み。