日本有数のサイエンスベンチャー集積地として名を馳せる山形県鶴岡市。2001年に開所した慶応義塾大学先端生命科学研究所(先端研)が契機となり、血液でうつ病診断を目指すヒューマン・メタボローム・テクノロジーズや、鋼鉄の340倍強靭性が高い合成クモ糸の量産技術を開発したSpiberなど世界的に注目を集めるバイオベンチャーがこの地で生まれ成長を続けてきました。
東北技あり企業 ヒューマン・メタボローム・テクノロジーズ 血液でうつ病診断 体内の代謝物質を解析/日本経済新聞
「人工クモの糸」を製品化たらしめる「Spiber」とは何者か:ザ・ノース・ フェイス「MOON PARKA」/WIRED.jp
その中心的役割を担ってきたのが官民協働で進められてきたのが「サイエンスパーク」。研究支援センターなどを備える21・5ヘクタールに及ぶ敷地計画内に、宿泊型の複合施設が2018年夏、オープンします。
約150部屋の客室、「地域食材・無添加調理」をコンセプトとしたレストラン、天然温泉、フィットネス設備、サテライトオフィスや会議室を備える計画とのこと。同施設は「SUIDEN TERRASSE」と名付けられ、「建築界のノーベル賞」とも呼ばれるプリツカー賞を受賞した建築家の坂茂氏が設計。
オープンは来年夏とまだ少し先ですが、周囲を田園風景に囲まれた中で、サテライトオフィスの充実などはもちろん、週末利用の短期滞在などエンジニアの方による開発合宿も捗りそうですね!
今後サイエンスベンチャーだけでなくITベンチャーなどからの注目も高まりそうな山形県鶴岡市、これからも要チェックです。