経済特区沖縄を始めとしてIT企業の活性化に積極的に取り組んでいる沖縄県ですが、そんな沖縄に先日嬉しいニュースが飛び込んできました。
なんとこの沖縄に本社を構える「沖縄クロス・ヘッド株式会社」が人材育成の成果が認められ、米国Splashtop社から『Splashtopテクニカルサポート総代理店』の世界初認定を受けたんだそうです!
「沖縄クロス・ヘッド株式会社」は沖縄県那覇市に本社を構えネットワークシステムのコンサルティング・設計・構築・保守など様々なサービスを提供しているIT企業。タブレットやスマホなどの携帯端末が普及する現代社会の中において彼らが目をつけたのが、世界トップクラスのリモートデスクトップアプリを開発している「Splashtop」社。当時はSplashtop社の国内運用体制が無かった為、製品の開発元である台湾へ直接問い合わせを行える体制を構築して運営していました。
しかしそんな体制では運用スキルは上がらない! と現状打開の為に彼らが活用したのが、地元・沖縄県が実施する『万国津梁産業人材育成事業』。これを利用し2014年には台湾から技術者を招へいして社内研修を行い、またSplashtop社の台湾現地法人に社員を派遣しOJT研修を行うことで技術力の向上に取り組んだのです。
そんな努力もあってか現在沖縄クロス・ヘッド株式会社は世界で唯一の『Splashtopテクニカルサポート総代理店』と認定され、またサポートしているSplashtopのID数も世界一と、名実共に実力のあるIT企業となりました。
沖縄県の企業が、沖縄県の事業を活用して、世界トップクラスのリモートデスクトップ製品で新しい展開を進めている。これからの沖縄ITの発展が増々期待できる、そんなニュースではないでしょうか。