福岡県北九州市は今年度、産官学でIT企業の誘致を進める新プロジェクト「IT Scrum KitaQ」を発足させました。5月16日には、その発足式を兼ねたイベント「KitaQ meets @Tokyo」を東京都内で開催します。すでに同市に進出したIT企業の代表らが参加し、オフィス開設などに関する情報交換も可能といいます。
その前段として北九州市は近年、おためしサテライトオフィス誘致促進事業に力を入れています。地方での拠点の設置を検討する首都圏などの企業を対象に、北九州での滞在にかかる交通費や宿泊費、ワークスペース利用料を助成する事業です。
2022年度の事業では、同年5月から2023年2月までの10カ月に65社が参加し、そのうち11社が拠点を開設。当初の想定を大きく上回る反響だったといいます。
参加企業には、市内の企業や学校・学生と交流する機会を設けるために専属のマッチングコーディネーターを配置し、滞在をアレンジ。新たなビジネスチャンスや人材採用機会の発掘とともに、現地の生活環境や観光を体感してもらいながら進出を後押ししてきました。
今年度も事業の継続実施が決定しており、詳細が決まり次第、公式サイト（https://www.otameshi-kitaq.jp/）などで発表するとしています。
さらに市は、それとは別に今年度、「IT Scrum KitaQ」と名付けた新たなプロジェクトを発足。市内の産官学が一体となって市の魅力や強みをアピールし、IT企業の集積・誘致を推進するプロジェクトです。
5月16日に開催するミートアップイベントはその発足式を兼ねたもので、武内和久市長のほか、すでに進出した日本アイ・ビー・エムデジタルサービスやGMOインターネットグループの代表者によるセミナー、さらには参加者との交流会も行われます。
参加費は無料。北九州でのオフィス開設などを検討しているIT企業は、この機会にぜひ北九州の盛り上がりを肌で感じてみてはいかがでしょうか。
■イベント詳細
日時：5月16日(火) 16:00～19:00
定員：100名（1社あたり最大2名まで）※ 先着順
場所：東京都千代田区大手町1-1-2 大手門タワー・ENEOSビル1F 3×3Lab Future
特設サイト：https://it-scrum-kitaq-pre-event-1.studio.site/
