長野県佐久市は1月25日、移住・定住や関係人口を増やすため移住のオンラインサロン「リモート市役所」をオープンしました。自治体としては初となるチャットツール「Slack」を活用したオンラインサロンで、市や移住に関する情報発信、市民との気軽な情報交換などを行います。同日にはオンライン記者会見を開催、その後もオープンを記念したイベントをオンラインで続々と開催する予定で、こちらも必見の内容となっています。
Slackを活用した移住のオンラインサロン「リモート市役所」では、市や移住に関する情報発信のほか、同市出身のプロスノーボーダー・中村貴之さんやアイドル・上月せれなさんによる特別チャンネルを設置。さらに、市や移住の課題に対してディスカッションを行い、課題解決につながるアイデアを出し合うような取り組みも実施します。昨年12月末に開始したテスト運用には70人超が参加し、活発なやり取りが行われたそうです。
佐久市はこれまで、移住相談員の設置や移住セミナー・ツアーの実施など様々な移住関連施策に取り組んできました。ただ、新型コロナウイルスの感染拡大によって移住希望者が実際に同市を訪ね、移住するかどうかを決めることが難しくなっていた現状があります。そこで、佐久市や移住に関心のある人が気軽に情報を受け取ることができ、市としても継続的に続けられる施策を検討した結果、「リモート市役所」の企画が生まれたそうです。
リモート市役所の詳細は下記URLをご参照ください。
公式HP:https://www.city.saku.nagano.jp/outside/citypromotion/salon
Slack:https://saku-remote-cityhall.slack.com
Twitter:https://twitter.com/SAKUonlinesalon
Peatix:https://peatix.com/user/5081934/view
さらに、リモート市役所をPRするためのオンラインイベントも開催します。同市出身の起業家や姉妹都市であるエストニア大使館の特別補佐官、東京や隣町の軽井沢町など複数の拠点で生活するジャーナリストなど、佐久市にゆかりのあるメンバーを迎え、仕事や子育て、デジタルをテーマにしたイベントを用意しました。詳細は下記をご覧ください。
◆イベント「これからの地方で働くとは」
日時:2月11日(木・祝)19:00-21:00(アクセス開始:18:45-)※終了
「地方×仕事」をテーマに、リモートワークや起業について議論します。登壇者は、ジャーナリストの佐々木俊尚さん、地方でのアクセラレータープログラムを通して数多くの起業支援を手がけてきた株式会社ゼロワンブースターの取締役・合田ジョージさん、東京から移住してコワーキング施設「ワークテラス佐久」の運営などを行う柳澤拓道さんです。
詳細:https://saku-onlinesalon-event2.peatix.com
◆イベント「地方でのデジタル活用をデザインする」
日時:2月25日(木)19:00-21:00 (アクセス開始:18:45-)
テーマは「地方×デジタル×デザイン」。佐久市出身の株式会社グッドパッチ・代表取締役社長の土屋尚史さん、姉妹都市のエストニア共和国大使館の全権大使特別補佐官・須原誠さん、佐久市のプロジェクトを1年手がけてきたアートディレクターの佐藤ねじさん、佐久市役所の須江正樹さんの4人で、地方でのデジタル活用をどうデザインしていくかについてディスカッションします。
詳細:https://saku-onlinesalon-event3.peatix.com
◆イベント「現役ママとパパが考える地方での子育て」
日時:3月4日(木)19:00-21:00 (アクセス開始:18:45-)
「地方×子育て」をテーマに、都内と地方の子育ての違いや地方での子育てのメリット・デメリットなどを、医療やライフスタイルなどの観点から掘り下げます。登壇者は、「教えて!ドクター」の医療監修を務める佐久総合病院佐久医療センター・小児科医長の坂本昌彦さん、「なおやマン」としてTwitterで8万人超のフォロワーをもつsakumo佐久市子ども未来館・館長の島崎直也さん、保育園のフリーペーパー「あんふぁん」編集長の又木亜希子さん、移住者で市役所勤務の現役ママである武藤明香さんです。