滋賀県はこのほど、ワーケーションを推進する事業を新たに立ち上げ、今年3月末までに県内の複数の地域でワーケーションを行うモニターを計150人募集しています。コロナ禍で地方移住やワーケーションへの関心が一層高まる中、県の魅力をPRして関係人口を増やしたい考えです。
すでに第一弾として昨年12月15〜16日に、東京や大阪に本社を置く企業に勤務する男女計6人が参加しました。1日目は、びわ湖大津プリンスホテル38階にある昼間は営業していないバースペースを活用して勤務、2日目は西教寺の清掃活動への参加など地域活動にも携わってもらいました。
参加した旅行会社に勤務する女性は、「コロナ禍で週1~2回在宅勤務をしているが、リフレッシュにつながる。京都や大阪からもアクセスがよく、文化財巡りやサイクリングもやってみたい」と、滋賀でのワーケーションを気に入った様子で話していたそうです。
県がこの事業を立ち上げた背景には、新型コロナの影響による働き方の変化があります。滋賀は交通アクセスがよく、大津駅までは在来線で京都駅から約10分、大阪駅から約40分。さらに新幹線だと、米原駅まで東京駅から約2時間10分、名古屋駅から約30分で到着できます。
大都市に隣接に隣接していることに加え、琵琶湖をはじめとする豊かな自然景観、さらには文化財なども。今回のワーケーション推進事業では、単なる観光需要だけでなく、滋賀の魅力を体感してもらい、地域と交流する機会もつくりながら関係人口を増やしていきたい考えがあるといいます。
今後は、3月末までの間に県内の複数の地域でワーケーションのプランを作成し、計150人のモニター参加を目指しています。また、参加者や企業からのアンケートやレポート内容を県内の宿泊事業者などと共有し、今後の本格的なワーケーションの展開につなげていきたいとしています。
現在、参加モニターを募集しており、興味のある企業や担当者は下記まで連絡してみてください。
▶︎連絡先:株式会社日本旅行草津支店 担当:中村・中嶋 TEL:077-562-6001