システムインテグレーション事業やWEBサイトの企画制作などを手がける株式会社SAKURUG(東京都渋谷区)がこのほど、和歌山県白浜町にサテライトオフィスを開設しました。ワーケーション推進のための拠点とし、社員がリフレッシュできる環境を提供。社員のモチベーションアップとともに、地域での雇用創出や東京一極集中解消のモデルケースを目指すとしています。
オフィスは「さくlab(ラボ) 兼 白浜オフィス」という名称で、白浜町のリゾートサテライトオフィスビル「ANCHOR」にオープン。それに先立ち、今年10月に県及び白浜町と進出協定を締結しました。
「さくlab 兼 白浜オフィス」では、ブロックチェーン領域での研究開発のほか、バックオフィス業務など東京本社の一部業務を行う予定です。また、同地域でのスタッフ採用も目指す考えです。
白浜町を選んだのは、社員の心身の健康やモチベーションにとって「働くロケーション」は重要であるという考えのもと、雄大な自然のなかで“暮らしながら働く”ことを実現できると考えたことが決め手になったそうです。
また、県や町が「白浜町をIT企業の集積する“シラコンバレー”に!」という掛け声のもと、すでに10社以上の誘致を成功させており、奨励制度も整っていることも大きかったといいます。
ワーケーションはコロナ禍で注目されており、IT企業をはじめ様々な会社が社員の新たな働き方として導入するケースが増えています。今回のSAKURUGの取り組みも要注目といえそうです。
■さくlab(ラボ) 兼 白浜オフィス 概要
所在地:和歌山県西牟婁郡白浜町1313番地 ANCHOR(アンカー)
<東京から> 羽田空港→白浜空港 70分+車で約10分
<大阪から> 新大阪駅→白浜駅 2時間30分+車で約12分