長野県佐久市、自治体初のSlack活用した移住オンラインサロン「リモート市役所」の課長に移住者でIT起業家の女性を抜擢!

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自治体初となるSlackを活用した移住のオンラインサロン「リモート市役所」を運営する長野県佐久市は、同市役所の課長に移住者でIT企業を経営する女性を採用したと発表しました。移住者や母親としての視点を生かし、副業としてリモート市役所の業務に携わってもらう計画です。他に類を見ない独自の取り組みが、これからさらに加速していきそうです。

リモート市役所は、佐久市や移住のリアルな情報発信、市民との気軽な情報交換を促進することを目的に今年1月に設置された移住の新しいプラットフォームです。佐久市や移住の課題に対してディスカッションを行い、課題解決につながるアイデアについては具現化に向けた取り組みを行っています。今年6月には、参加者が大台の1000人を突破していました。

また、同7月にはリモート市役所内の投稿から着想・企画した「試住」の支援&補助金サービス「Shijuly(シジュリー)」も発表しました。シジュリーは試住の悩みをオンラインで一気に解決するサービスで、オンライン上で宿泊費やリモートワーク施設利用費などに関する補助金申請が完結できるほか、市内での移動手段や飲食店の情報、保育サービスなど様々な情報を見ることもできます。

今回、リモート市役所の課長に任命された女性は、佐久市に移住した伊藤侑果(ゆうか)さん。生後6カ月の子どもを育てながら、IT企業を経営する起業家です。

佐久市はリモート市役所を盛り上げるため、今年6月に職員および課長を募集。計52人の応募の中から、伊藤さんに課長を担ってもらうことを決定しました。伊藤さんには、毎月一度の運用会議への出席とともに、Slackを活用したオンラインサロンやTwitterなどの運用に関するアドバイザリー業務を担当してもらうとしています。

伊藤さんは、「移住してもうすぐ半年になりますが、人の温かさを一番に感じています。意見を交換しやすいオープンな運営環境の中、職員全員の長所を活かしながら、魅力をインターネットという波にのせて、移住を検討されているみなさんへ届けてまいります」と、佐久市のPRについて意気込みを語っています。

【各サービスの詳細】
■リモート市役所
https://www.city.saku.nagano.jp/outside/citypromotion/salon
■「Shijuly(シジュリー)」
https://www.city.saku.nagano.jp/outside/citypromotion/shijuly/

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シフトローカル編集部。シフトローカルなメンバーが集まって構成している。

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