全国初!山口県が県庁内にテレワークオフィスを開設。空港内にもワーケーション施設、総合案内サイトもオープン

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山口県はこのほど、県内外の人たちがテレワークや空き時間の仕事に利用できる「やまぐち創生テレワークオフィス『YY! SQUARE(ワイワイ! スクエア)』」を県庁内にオープンしました。また、8月には山口宇部空港内にワーケーションの案内施設「YY! GATEWAY」を開設、さらにテレワークやワーケーションに関する総合案内サイトもオープンし、県外からの人の流れを活性化させたい考えです。

県庁に設置された「やまぐち創生テレワークオフィス『YY! SQUARE(ワイワイ! スクエア)』」は、仕切りのあるパーソナルデスクのほか、WEB会議用の防音ブース、会議室などを備え、Wi-Fiや電源、プリンターなども含めて無料で利用できます。また、コンシェルジュも配置し、その場で移住の相談にも応じる体制を整えています。

コロナ禍を機に企業のテレワーク実施率が17.6%から56.4%に上昇するなど(※)、場所や時間にとらわれない新しい働き方が全国的に普及しており、地方移住への関心も高まっています。こうした中、県はその受け皿となる“モデルオフィス”を設置したかたちです。

村岡嗣政知事はオープン前の定例会見で、「より多くのみなさまにモデルオフィスを知っていただき、利用促進が図られるよう積極的にPRしていきたい」と述べ、都市部のビジネスマンの移住やテレワークを促進し、県への新たな人の流れの創出・拡大を図りたいとしています。

※出典
株式会社東京商工リサーチ「第2~8回新型コロナウイルスに関するアンケート調査」
総務省:テレワークの最新動向
http://teleworkkakudai.jp/seminar/2020/pdf/iwate/01_soumu201127.pdf

空港内にワーケーション施設もオープン、スノーピークと協力

さらに、8月に入ってからは山口宇部空港内にワーケーションの案内施設「YY! GATEWAY」と、テレワークとワーケーションに関する総合案内サイトもオープンしました。

「YY! GATEWAY」は、県のワーケーション推進の拠点として活用。施設内は、㈱スノーピークビジネスソリューションズのCamping Office「osoto」を使用し、開放的な空間を創出したとしています。

利用料金は無料で、ワーケーションに関する情報案内や相談対応、ニーズに応じたプランをコーディネートするコンシェルジュを配置。個別ブースによる作業スペースがあり、会議やセミナーの実施も可能です。空港到着後・出発前のリモートワークに有効活用できそうです。一方、総合案内サイトにはこうしたテレワークやワーケーションが可能な県内施設の情報などを載せています。

村岡知事は山口宇部空港で行われたプレゼンテーションの中で、「生産性の向上やイノベーションの創出につながる、企業目線に立ったプログラムを提供する『山口型ワーケーション』を推進していく」と強調しました。

具体的には、観光などを組み合わせたプランをはじめ、業務の合間の気分転換に県内の起業家との交流や県内企業を視察する交流プランなど、働き方のニーズに合わせたプランを提供していく計画です。

各施設・サービスの詳細は、下記のサイトをご覧ください。
◆YY! SQUARE(ワイワイ! スクエア) https://www.yamaguchi-sousei-office.jp/
◆山口県テレワーク・ワーケーション総合案内サイト https://yamaguchi-workation.com

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シフトローカル編集部。シフトローカルなメンバーが集まって構成している。

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