長野県佐久市、移住+リモートワークで15万円!空き家バンクも集合住宅を追加してバージョンアップ

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長野県佐久市が、移住関連施策を充実させています。昨年11月から移住者や2拠点居住者を対象にリモートワーク支援金を支給。さらに今年1月からは、移住希望者に物件情報を紹介する「お住まいオーダー」サービスを開始しました。移住・定住者の増加につなげたい狙いです

「リモートワーク実践者スタートアップ支援金」は、昨年11月以降に長野県外から移住してきた人と、県外との2地域移住を開始した人を対象にした制度です。リモートワークを実践した場合に、支援金として5万円を交付しています。さらに、この支援金を受けた移住者は、「新佐久市民応援金」として10万円、中学生以下の子どもと同居する場合は子ども1人につき10万円を交付。ほかにも、新幹線通勤の補助や、シェアオフィスを利用する際の支援金なども揃えています。

さらに、今年1月から新たに「お住まいオーダー」サービスを開始。移住希望者の住居探しの利便性を高める目的で、価格や間取りなどの移住希望者の希望条件と、市内の物件情報をマッチングするサービスです。新たに、これまでの空き家バンクにはなかったアパートなど集合住宅も取り扱うようにしました。市に希望条件を提出するだけの簡易な手続きで参加できるそうです。

長野県東部、群馬県との県境に位置する佐久市の人口は約10万人で、県内で5番目に多い自治体です。特に近年は移住やリモートワークなどを積極的に進めており、2019年には“テレワークで活躍できるまち”の実現をめざし、広告会社のジェイアール東日本企画と連携協定を締結していました。さらに、昨年4月にはリモートワークの拠点として「ワークテラス佐久」をオープン。サテライトオフィスやコワーキングスペースとして利用でき、企業誘致やUIターン雇用の創出を意欲的に進めています。

昨年オープンしたコワーキングスペース「ワークテラス佐久」

【リモートワーク実践者スタートアップ支援金の詳細】
<対象期間>2020年11月1日~2021年3月31日
<対象者の要件>次の①~④を全て満たす人
①佐久市でリモートワークを実践している人
②2020年11月1日以降に、長野県外から佐久市に移住(住民登録)した人、または長野県外と佐久市の2地域居住を始めた人
③市町村民税(特別区民税を含む)に滞納がない人
④申請した日から3年を超えて本市に居住しようとする人

<支援金の種類>
1.リモートワーク支援金/5万円
※ 2~4は、1のリモートワーク支援金を受けた人のみ対象となります。
2.新佐久市民応援金/10万円
2-2. 中学生以下の子どもの加算/対象の子ども1人につき10万円
※ 2の新佐久市民応援金を受けた人が中学生以下の子どもと同居する場合
※ 2及び2-2は移住者のみ対象
3.新幹線乗車券等購入費支援金/月額上限2万5000円(最長36ヵ月)
※ 通勤や顧客との商談などのために、新幹線を利用する場合
4.シェアオフィス等利用支援金/月額上限5000円(最長36ヵ月)
※ 佐久市内のシェアオフィスなどを利用してリモートワークをしている場合。
ただし、1カ月以上を単位とした交付対象者の個人名義の利用契約に限る。

※詳細は、下記の佐久市ホームページをご覧ください。
http://www.city.saku.nagano.jp/kanko/ijyuteijyu/shien/remote-shienkin.html

【「お住まいオーダー」サービスの詳細】
①移住希望者などの住居を探している「オーダー」する本人(以下、オーダー者)が「お住まいオーダー申込カード」をメール、または郵送で提出
②佐久市ホームページなどで個人情報を除いた「オーダー」内容を公開し、広く不動産会社や個人所有者からの物件情報を募集。
③不動産会社からの情報は市からオーダー者宛に転送。
④気に入った物件があれば、オーダー者はその物件を管理する不動産会社と直接交渉し、契約を行う。
⑤オーダーの掲載期間(2カ月)中に条件に合う物件情報がなかった場合、希望すればオーダー条件を見直し、再度オーダーを掲載。
※当サービスではすべての物件を不動産会社の仲介で取引する。市は取引には一切関与しない。

※詳細は、下記の佐久市ホームページをご覧ください。
https://www.city.saku.nagano.jp/sakunikurasu/kanko/oidenanshi/teijusokushin/osumai-order.html

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シフトローカル編集部。シフトローカルなメンバーが集まって構成している。

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