技術格差は生まれない。どこにいてもスキルを磨き、全国の社員と“一緒に”働ける

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“AWS(クラウド)のプロ集団”を自称するなど、AWSの領域で国内屈指の技術と実績を誇るクラスメソッド株式会社(本社=東京)。その那覇オフィスには現在、2人のエンジニアが所属し、主に大手企業に対してデータ分析基盤を構築業務を行っています。東京出身で沖縄に2度のIターン経験をもつ三上裕貴さんと、昨年末に約14年ぶりにUターンした下地寿さん。2人に沖縄への思いや、クラスメソッドの魅力を聞きました。[本記事は、ITキャリア沖縄からの転載です]

▼プロフィール
三上裕貴 データインテグレーション部 システムエンジニア
東京都出身。都内の大学を卒業後、組み込み系のシステム開発会社にエンジニアとして新卒入社。10年後に退職し、2012年に沖縄に移住。WEB開発企業に3年間勤務した後、退職して東京に帰省。その後クラスメソッドにシステムエンジニアとして中途入社。データ分析基盤の構築をメインに担当。2018年5月に再び移住。

下地寿 データインテグレーション部 システムエンジニア
沖縄県うるま市出身。県内の大学を卒業後に上京。エンジニアとして都内のIT企業を渡り歩き、サーバー運用やプログラミング、データ処理など様々な業務に従事し、技術を磨く。2018年11月にUターンし、クラスメソッドに転職。データ分析基盤を構築するシステムエンジニアとして日々、技術習得に励む。

沖縄にUIターンしたきっかけ
2度目の移住は、願ったり叶ったりのタイミングだった

三上:
組み込み系開発のシステムエンジニアとして東京で約10年間働いていたのですが、満員電車や人混みの中で暮らす生活に、次第にストレスを感じるようになりました。

沖縄には、よく旅行で来ていたんです。その際に、不動産屋を回ったりもしていました。こんなに(旅行で)頻繁に来るなら、いっそのこと住みたい。そう思って、思い切って移住することにしたんです。その後、県内のIT企業でエンジニアとして約3年働いたのですが、事情があって退職し、東京に帰省することになりました。

東京に戻った後に就職したのが、クラスメソッドです。でも、やはり東京の人混みに息苦しさを感じるようになり、また沖縄で暮らしたい。そう思っていたときです。ちょうどクラスメソッドが沖縄にオフィスを構える話が持ち上がり、迷わず手を挙げて転勤を希望しました。私にとっては、本当に願ったり叶ったりのタイミングでしたね。

下地:
私は、2018年11月にUターンしました。上京したのは、約14年前です。大学を卒業後、「技術者として腕を磨きたい」と思って東京のIT企業に就職しました。その後、複数の企業を渡り歩き、サーバー運用などのインフラ系やプログラムの開発、データ処理など様々な仕事を経験してきました。

沖縄には毎年帰省していましたが、以前から漠然と「チャンスがあれば戻りたい」と考えていました。東京で暮らし始めて約14年。両親も沖縄に住んでいますし、年齢の面でも特にここ数年は、Uターンするタイミングをうかがっていました。

そんな中、「ITキャリア沖縄」を通じて求人情報を調べていた際に、クラスメソッドの求人を発見したんです。これまで培ってきたスキルにマッチするのではないか。そう思って転職、そしてUターンすることを決意しました。

現在の会社と仕事
AWSの技術でリード。大企業との直接取引多く

三上:
クラスメソッドは、AWS(クラウド)に関する技術力と知見が豊富なのが最大の特徴です。2014年に国内第1号となるAPN(AWS Partner Network)の「ビックデータコンピテンシー」を取得するなど、AWSに関しては国内屈指の実績をもっていると自負しています。

ほかにも、モバイルアプリの開発やサーバーレス、音声インターフェースなど様々な事業を展開しています。

下地:
私たちが所属するデータインテグレーション部 は、AWSを利用し、データ分析基盤を構築・提供する部署です。

クライアントから寄せられる「売り上げや会員情報をもとに、◯◯なデータを分析したい」といった要望に対して、分析を容易にするための基盤システムを構築します。それによって、クライアントのビジネスの課題解決やサービスの向上につなげるのが役目です。

三上:
取引先は大企業が多く、業界も広告代理店から製造業、通信、外食、小売業など多岐にわたります。また、直接取引で行っているのも特徴です。私自身が関わっているプロジェクトでは、例えば大手コーヒーチェーンの(データ分析の)基盤構築などがあります。

最近は沖縄の企業との仕事も徐々に増えてきています。ですから、那覇オフィスとしては今後メンバーを増やし、沖縄でも事業をどんどん拡大させていきたいですね。

社内の雰囲気 、働く環境
リモートワークで柔軟に働く。新しい技術にも貪欲

三上:
クラスメソッドは、とにかく新しい技術を取り込むスピードが早いんです。新しい技術が出てきたら、すぐに試してみる。そういう社風があります。最近も、社員が有志で集まり、キャッシュレスサービスに関するプロジェクトが発足し、「無人店舗体験システム」(※)を完成させました。

(※)「無人店舗体験システム」の詳細は下記を参照。
https://classmethod.jp/news/180727_nikkei-mj_-automated-store/
https://dev.classmethod.jp/rd/yokota-de-go/

そのため、技術者としてスキルアップしやすい環境にあると思います。私自身、前職はWEB開発なので現在の業務とは畑違いでしたが、今もまだ技術的に足りない部分があるものの、経験豊富で技術習得に貪欲な社員に囲まれながら、日々スキルアップできている実感があります。何より、新しい技術をすぐに試せるので、シンプルに楽しいですよね。楽しみながら仕事ができるので、とても充実していますよ。

それと、柔軟な働き方が実現できる環境もあります。クラスメソッドは、リモートワーク制度を導入しています。実際、自宅で仕事をしている人も多く、場合によっては海外を含めて旅行先でリモートワークをすることも許容されています。

仕事ですから、もちろん効率やアウトプットは厳しく求められますが、それを担保できれば、空いた時間で勉強したり、あるいはリフレッシュしたりと自由に時間を活用できます。

下地:
私はまだ入社したばかりですが、クラスメソッドには成長できる環境が整っていることを強く感じているところです。

社内には豊富な経験やスキルをもつ技術者が数多くおり、最先端の技術を含め技術的な情報もたくさん蓄積されています。ですから、それらをキャッチアップすることで、どんどん成長できると感じています。

それに、風通しのよさも魅力ですね。本社のある東京をはじめ、拠点は沖縄のほかにも北海道、新潟、大阪、福岡、さらには海外と数多くありますが、チャットツールを使って日々、気軽にコミュニケーションをとっています。仕事でも、プロジェクトごとに各地のメンバーでチームをつくって進めていきます。全国各地の社員とつながれるので、沖縄にいても物理的な距離を感じることなく働くことができます。

UIターン後の生活
食や芸能の文化に触れる日々。花粉症とは無縁の生活

三上:
今回が2度目の移住ですが、やはり沖縄の方が(東京よりも)暮らしやすいことを実感する毎日です。満員電車での通勤のストレスがなくなりましたし、自然も豊かなで心が癒されます。そして何より、沖縄の人たちの人柄が素敵です。みんな、親切で優しいんです。

東京にいた頃はショッピングに出かけることが多かったんですが、沖縄では散策(観光)や釣りをしたりして楽しんでいます。沖縄には食や芸能など、独特な文化があります。車で遠出したり、近所を歩いているだけで新しい発見に出会えるので、とても新鮮です。

釣りでは最近、形状がユニークなハリセンボンを釣りましたよ。釣りは以前から好きだったんですが、東京では海に出るまでに時間かかるので頻繁には行けませんでした。沖縄は海に囲まれていて距離が近いので、気軽に楽しむことができます。

下地:
当然ですが、何と言っても気候が温暖なことがいいですよね。冬でも気温は10度を下回らないので、とても過ごしやすいですよ。それと、上京してからは花粉症に悩まされていましたが、沖縄ではそれに苦しむことがありません。これも私にとっては、大きな変化です。

休日はのんびり過ごす時間が増えましたね。実家の家庭菜園で畑を耕したりと、ゆったりとした時間を過ごしています。

上京した14年ほど前と比べると、新たな商業施設がオープンするなど随分と発展した地域もあり、変化に驚いています。ですがその分、当時と比べれば便利な生活がしやすくなっているのだと思います。

沖縄へのUIターンを考えている人へのメッセージ
地方に住んでも、スキル習得のスピードは落ちない

下地:
私のように一度沖縄を離れ、それでもいつかは帰りたいと思っている人は多いのではないでしょうか。今はテクノロジーの進化によってチャットなどのコミュニケーションツールは随分と浸透し、離れいても隣の席にいるかのように、みんなで一緒に働けるようになっていると思います。それが当たり前と言われる時代が、すぐそこに迫ってきているのです。

ですから、沖縄に戻りたいと考えている人には、ここでも今もっているスキルを生かして働き、成長できる。そう伝えたいですね。クラスメソッドで最先端の技術を学びたい。そんな勉強熱心な人に、ぜひ入社してほしいと思います。

三上:
エンジニアの勉強会などは東京で開催されることが多いので、地方に住むにあたってスキル習得のスピードが落ちるのではないか。そう心配している人も多いと思います。実際、私もかつてはそう考えていました。

ただ、特にクラスメソッドの場合は新しい技術を素早く取り入れ、常にスキルアップできるような環境が整っています。社内の勉強会や情報共有などを通じて学ぶ意欲さえあれば、技術的な格差は生まれません。

また、沖縄は県としてもIT産業の推進に力を入れています。IT技術者にとっては、移住や仕事をしやすい場所だと思います。自然に恵まれ、県内のどこに住んでも海が近く、すばらしい景観に仕事のストレスも癒されます。おおらかな土地柄で、とても暮らしやすいですよ。


◆クラスメソッドで働きたい方は、求人情報をチェック!

◆【NEWS】「沖縄IT移住フェス!@東京」(2月9日 13時開場/13:30〜17:00)に、クラスメソッドが出展します!

About Author

フリーライター/1983年神奈川県生まれ。2008年〜化粧品専門誌の記者を経て、2016年フリーランスに。現在、東北復興新聞(発行:NPO法人HUG)のほか、企業のCSR・CSV、ソーシャル・ローカルビジネス、一次産業、地方創生・移住などをテーマに取材〜執筆活動している。

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