エイムネクスト、高鍋町でAR/VRコンテンツの開発エンジンのトレーニング事業を開始

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ITコンサルティングやIoTサービスなどを手がけるエイムネクスト(東京)がこのほど、同じくIT企業のサードウェーブ(東京)と提携し、エイムネクストの宮崎県高鍋事業所を舞台に、AR(拡張現実)/VR(仮想現実)の映像コンテンツ、及びゲームコンテンツの開発エンジンであるUnreal Engine4(アンリアルエンジン4。以下、UE4)の社外向けトレーニング事業を開始します。

エイムネクストの高鍋事業所。

エイムネクストは高鍋町に今年、事業所を開設。さらに、町と「ITのまちづくりのための包括連携協定」を締結し、最新のIoT技術を活用した実験を地場の生産者、企業と開始しています。具体的には、キャベツ畑にセンサーなどの機器を設置し、畑の温度と湿度を計測。そのデータをWebアプリケーションで遠隔で閲覧できるシステムの試験運用を行っています。

今回はそうしたITを活用した取り組みの一環で、パソコン専門店「ドスパラ」の運営やゲーミングPC「GALLERIA」の企画・製造などを行うサードウェーブとタッグを組み、VR研修コースを高鍋町で開設することになりました。

研修や打ち合わせに使うログハウス。

ARとVRは急速に進化しており、従来のゲームにとどまらず、今では街中の至るところでデジタルサイネージを見かけることも多くなりました。今後は学校、病院、工場、工事現場などでの教育やシミュレーションへの活用、また観光、不動産販売などにおいてはサービスの一環として活用される動きも見え始めており、需要はますます拡大していくことが見込まれています。

一方で、サービスを供給するクリエイターやエンジニアの数が追い付いていない現状があります。特に、大都市に比べて地方都市においては、ARとVRの技術者を育成するための環境が整っていません。そこで打ち出したのが、今回のトレーニング事業です。

モダンな雰囲気が漂うログハウス内の様子。

高鍋事業所に高性能なパソコンを装備したトレーニング施設と、UE4のトレーナーを配し、VR開発者を目指す個人、また企業に所属するエンジニアやデザイナーを対象に、短期集中でUE4の基礎技術を習得できるトレーニングスコースを提供します。

料金は、個人向けが22万円(企業向けは別)からとなり、コースは需要を見ながら今後順次拡充していく予定です。

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シフトローカル編集部。シフトローカルなメンバーが集まって構成している。

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