【アイ・エム・ジェイ】大好きな沖縄で暮らす。学生時代の夢を叶えた社会人4年目のデザイナー

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数々の大手企業を相手にデジタルマーケティング事業を展開する株式会社アイ・エム・ジェイ(IMJ)。その沖縄事業所(那覇市)に今春入社し、学生の頃に描いた夢を叶えた女性デザイナーがいます。 苗代澤(なしろざわ)真祐さんが、20代前半という若さで下した一大決心。「最初は不安だらけだった」といいますが、今は公私ともにストレスフリーの充実した日々を過ごしています。
[本記事は、ITキャリア沖縄からの転載です]

苗代澤(なしろざわ)真祐さん Webデザイナー
東京都八王子市出身。都内の芸術系大学でグラフィックデザインを専攻。卒業後、都内のWebデザイン会社に就職。ITキャリア沖縄主催の転職イベントをきっかけに、2018年3月に念願だった沖縄への移住を果たし、アイ・エム・ジェイにWebデザイナーとして入社。


沖縄へIターンした経緯について

学生の頃から沖縄が大好きだった

大学生の頃から沖縄が大好きで、当時から移住したいと思い続けていました。学生時代は毎年のように沖縄を旅行しておりました。特に海が好きなので潜ったり、写真を撮ったりしていましたね。東京出身ですが、人混みは苦手なタイプです。もともと、自然を感じられる場所の方が好きで、沖縄ならではの温情な人柄も心地よく、“(自分の性格に)合っている場所”と思っていました。たまたま当時のアルバイト先に沖縄出身の人がいて、話を聞いているうちに、「住みたい」という気持ちがどんどん高まっていったんです。

ただ、新卒で実家を離れて一人暮らしをすることはハードルが高かったので、まずは東京で就職し、ある程度力をつけてから移住しようと考えました。東京でWebデザイナーとして働いていた約3年の間も、ずっと沖縄移住のタイミングと機会を探っていました。ITキャリア沖縄主催の転職フェアをきっかけにアイ・エム・ジェイへの就職が決まり、ついに移住が実現しました。両親も、「自分の人生だから自分で決めるべき」と背中を押してくれました。

将来性と社風に惹かれ、入社を決意

数ある候補企業の中からアイ・エム・ジェイを選んだのは、将来性と社風が大きかったですね。移住という大きな決断をしたのに、会社の経営が傾いてしまったら困ってしまいます。その点、アイ・エム・ジェイは会社規模が大きく、成長していて将来性を強く感じました。また、「移住したからデザインの実力やクオリティが下がった」と言われるのも嫌でした。アイ・エム・ジェイなら大手企業との取引が数多くあり、社員も多いので教育体制も整っていて、成長できる環境があると思ったんです。

それと社風ですが、転職フェアに参加した後、社員のみなさんが飲み会を開いてくれたんですが、そこで温厚な人柄やフラットな関係に触れ、「ここでなら私らしく働ける」。そう感じました。

さらに言えば、東京に本社があるので、出張などで実家に帰省しやすいメリットもあります。東京時代の職場の同僚や友人などにも会えますからね。

現在の会社について

デジタルマーケティングを「END TO END」で提供

デジタルマーケティング事業を手がけるアイ・エム・ジェイは、データ分析・解析による「課題発見」や、戦略立案、設計、構築、PDCA運用による「課題解決」など、戦略から実行まで「END TO END」で支援するコンサルティング力に定評があります。東京本社と福岡事業所、それに沖縄事業所を合わせると社員数は600人を超える大所帯です。

2013年に開設された沖縄事業所では、主にデジタルコンテンツやWebサイトの制作・運用を担っています。メンバーは35人ほどいて、東京本社のメンバーたちと日々連携しながら、Web制作の仕事をしています。

プライベートも教育も、仲良くフラットな関係

職場の雰囲気はいいですよ。みんな仲がよくて、社外や休日も一緒に海で遊んだり、ハロウィンパーティーなどのイベントも定期的にあります。実は入社した直後は、会話が少なくやや驚いたことがありました。デザイナーやエンジニアなどの“職人気質”の人は、仕事に黙々と打ち込むようなタイプが多いからかもしれませんね。ただ、少しずつ喋るようになると一気に打ち解けるようになりました。ユニークな人が多いですよ。

沖縄事業所のメンバーは沖縄出身者が約6割で、他は私のようなIターン者も多くいます。プライベートで仲がいいだけでなく、仕事中も疑問をすぐに聞けたりと、教育面でもフラットな関係にあります。

現在の仕事について

東京メンバーとプロジェクトを推進

私自身は、Webサイトなどのデザインを担当しています。担当する特定のプロジェクトをクライアントとともに走らせながら、スポット的に他の制作・デザイン業務にも加わっています。プロジェクトチームは、東京のメンバーなども交えて約30人。大掛かりな体制で、大きなプロジェクトに携われるのは魅力ですね。

クライアントと向き合い、デザインを磨く時間が増えた

東京で約3年経験を積み、アイ・エム・ジェイに入社してから約4カ月経った今、仕事の仕方やフェーズも徐々に変わってきた印象があります。一言で言えば、新人から中堅へ。その階段を駆け上がっている最中なのかもしれません。

東京時代は、とにかくがむしゃらに働いていた気がします。納期に追われながら、目の前の案件に対してひたすら手を動かし続けるような日々。夜中まで働くことが、当たり前だと思っていました。でも今思うと、それは少し行き過ぎな面もあったのかもしれません。

なぜかというと、アイ・エム・ジェイに入社してからは前職より担当案件が減り、その分、思考を深めたり勉強したりする時間ができるようになったからです。クライアントの要望に対して、「最適なデザインは何か」など、立ち止まってより深く考えられるようになりました。また、今は夜8〜9時には帰宅できるので、勉強する時間もゆっくり確保できるなど、メリハリをつけて働ける環境なのがいいですね。

同時に、前職を含めて今まではずっと“教育される”立場でしたが、今は後輩を“教育する”側に回るような場面も増えてきています。もちろん教える側ならではの難しさもありますが、違う立場に立つことで学ぶことも多いですし、これからはそうした教育にも力を入れていきたいですね。

沖縄へIターンして

不安だらけだった初めての一人暮らし

初めて実家を出た先が、東京から遠く離れた沖縄だったわけです。職場もそうですが、友人や家族と離れて生活することへの不安、初めての一人暮らし…果たしてどうなるのか、最初はとにかく不安だらけでした。沖縄出身の知り合いなどに「どんなことに困るか」「何を用意したらいいか」をよく聞いたりしましたね。物件も移住前に一度沖縄に来て、内覧しました。ここで1つ、“裏ワザ”をご紹介します。沖縄へ車を持って行くときには、車内に荷物を詰め込むと引っ越し代が節約できますよ。

そんな不安だらけの移住でしたが、結果的には「行ってしまえばどうにかなる」ことを実感しています。例えば友人やコミュニティづくりでは、沖縄出身の大学時代の友人を介して、次から次へと友人の輪が広がっています。近所のおじい・おばあとも仲良くなり、食料などをもらうこともありますしね。

ただ、苦い経験が全くないわけではありません。例えば、車のトラブルです。急にヘッドライトが点灯しなくなってしまったことがありました。運転には慣れていたんですが、修理関係のことは全くわからなかったんです。周りの人たちが助けてくれて、なんとか事なきを得ました。

休日は海やドライブに。食料は市場で安く購入できる

休日は大好きな海に入ったり、ドライブしたりと自然に触れ合うことが多いですね。東京はどこへ行くにもお金がかかり、1日10,000円とか平気で使ってしまいますよね。沖縄は人混みも少ないので、とても快適ですよ。

沖縄に来て驚いたのは、気温は高くても意外と涼しく感じることがあることです。東京はアスファルトやビルが多いせいか、やや不快な暑さを感じますが、そういう不快感がないんです。それと、沖縄では市場がいろんな場所にあって、野菜などがとても安く手に入ります。それから、ガソリン代が安いなど、移住して初めて知ったことは少なくありません。洋服や化粧品などの種類は東京に比べれば少ないですが、私自身はあるものを代用しながら、不便を感じずに生活できています。

今後の目標・展望について

プロジェクトを主導するアートディレクターへ

アイ・エム・ジェイには、挑戦したいことや学びたいことをやらせてくれる環境があります。まずはランディングページやWebページをどんどんつくれるようになりたいですね。また、後輩の指導・教育にもトライしていきたいと思っています。そのうえで、将来的にはアートディレクターとしてプロジェクトチームを束ねる立場になり、プロジェクトをガンガン動かせるようになることが目標です。

移住してから約4カ月とまだ日は浅いですが、沖縄は住みやすくて、仕事でも楽しく過ごせています。とにかくストレスフリーになりましたね。実は、来春をめどに東京にいる交際相手と沖縄で一緒に暮らし始める予定です。また新しい生活が動き出すので、とても楽しみです。人生一回きりです。みなさんにも、自分のやりたいことにぜひトライしてほしいですね。


◆アイ・エム・ジェイの求人情報はこちら

◆【NEWS】2018年10月13日(土)「沖縄IT移住フェス!@渋谷」(13時開場/13:30〜17:00)に、アイ・エム・ジェイが出展します!
イベントの詳細はこちらでご確認ください。

About Author

フリーライター/1983年神奈川県生まれ。2008年〜化粧品専門誌の記者を経て、2016年フリーランスに。現在、東北復興新聞(発行:NPO法人HUG)のほか、企業のCSR・CSV、ソーシャル・ローカルビジネス、一次産業、地方創生・移住などをテーマに取材〜執筆活動している。

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