徳島県三好市に新たな交流施設がオープン!築100年以上の古民家を改装

Share

徳島県三好市に6月1日、UIターンや起業支援などを目的にした新たな交流拠点施設「真鍋屋」(通称:MINDE)がオープンした。短期滞在用住居やレンタルオフィスのほか、カフェレストランや交流スペースなどの機能も設け、地域内外の多様な人たちが集まる場として活用する。

「MINDE」は、刻みタバコの生産や木材商として栄えた地元の商家「真鍋家」が市に無償提供した古民家をリノベーションした施設。木造2階建てで、敷地面積は約728平方メートル。敷地内には母屋と蔵、別棟があり、それぞれ移住支援、起業支援、交流の場として活用する。各施設の中央には庭があり、大きな公園のような空間になっている。

各施設では、UIターンを検討している人に仕事や住まいを紹介するなどのワンストップ支援を行うほか、短期・中期滞在や起業を希望する人などが有効活用できるようにお試し住居施設やレンタルオフィスを設置。さらに、コワーキングスペースや、会議利用などを想定した交流スペースも用意している。

また、カフェレストラン「MINDEキッチン」では地元の食材を使ったランチやオリジナルドリンクなどを提供。夜は日本酒を楽しめる酒場「酒食処およばれ」を営業する。一般社団法人三好みらい創造推進協議会が指定管理者となり、運営する。

三好市は四国で一番広い自治体で、米大手旅行雑誌「トラベル+レジャー」の「2018年に訪れるべき50の旅行地」に日本で唯一、市内にある渓谷「祖谷渓」(いやだに/いやけい)が選ばれた。また、昨年は「ラフティング世界大会」、今夏は「ウェイククボード世界大会」が開催されるなど、豊かな自然を生かした場所として注目されているという。生涯活躍のまち(日本版CCRC)構想を総合戦略に盛り込んでおり、近年は都心の企業誘致や移住の動きもみられ、人事コンサルティング会社のあしたのチーム(東京)が拠点を置くなどしている。

「真鍋屋」のある同市池田町は、かつて「四国のへそ」と呼ばれ、四国の交通の要所として栄えた地域として知られる。通称のMINDE(みんで)は地元でよく使われる方言で、「寄ってみんで」「来てみんで」「住んでみんで」「食べてみんで」といった思いを込めたという。かつてのような地域の姿をイメージし、ここを拠点に幅広い世代の市民や移住者、観光客、Uターンした人などが交流するきっかけづくりや、地元の魅力を再発見できるような施策に取り組むとしている。

<各施設の紹介>
①UIターン支援窓口/UIターンを検討している方のワンストップ支援窓口
②お試しオフィス/スタートアップ支援オフィス環境
③お試し住居/短中期のお試し暮らし滞在施設(店舗・事務所つき)
④みんなのデスク/仕事場・勉強の場として気軽に使えるコワーキングスペース
⑤みんなのスペース/サークル活動や会議など市民活動を支えるスペース
⑥カフェレストラン/地元食材を使用した野菜たっぷり健康ランチとおやつカフェのお店。市民の野菜摂取量を増やすことを目標にし、簡単レシピも提供。地元の菓子やお茶、地元果汁を使ったオリジナル ドリンクを提供予定。学生向けに小腹セットも。食のイベント、同窓会なども開催予定。(店名:MINDEキッチン)
⑦ミニマーケット/お手軽グルメや、地元&全国の美味しいが集まるミニショップ
⑧夜の交流スペース/飲めない人も楽しめる隠れた酒処の日本酒酒場(①とスペース共有)(店名:酒食処およばれ)
⑨トライスペース/商品販売やワークショップ、農産物PRなどチャレンジを応援するスペース
⑩中庭スペース/山と木々の緑の風が吹き抜ける開放的な中庭
⑪畳スペース/ママ会、小さなお子様がいる方がくつろぎやすい小上がりスペース

<交流施設概要>
三好市地域交流拠点施設「真鍋屋」(MINDE)
徳島県三好市池田町2226番地3-1
ホームページ  http://minde.jp/
FB  https://www.facebook.com/minde.miyoshi/

About Author

https://shiftlocal.jp/

シフトローカル編集部。シフトローカルなメンバーが集まって構成している。

Leave A Reply