【沖縄テクノス】アジア経済の急成長を見据えながら、国内外で通用するエンジニアになれる場所

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沖縄テクノス株式会社は、これまで沖縄にあまり根付いていなかったERPソリューションの開発に特化している会社。
今回は、同社で、システム開発とプロジェクトマネジメントに携わるお二人にインタビュー。東京からのIターン組であるお二人から、現在のお仕事や、沖縄の移住生活のリアルについて伺いました。

卜部俊一郎さん(システム開発部マネージャー) *写真右
神奈川県出身。2010年沖縄で会社を設立するため東京から単身で移住し、2016年に沖縄テクノスに転職。
【経歴】新卒でインテリアデザイナーとして働いた後、広告代理店のWebデザイナーなど幾つかの職を経験。システムエンジニアやプロジェクトマネージャーを経験した後、起業。事業拡大に伴い、開発拠点を移すために、沖縄に移住して新しい会社を立ち上げる。2016年、会社を経営していた経験を活かせる沖縄テクノス株式会社へ転職。

吉田真弓さん(システムエンジニア) *写真左
東京都出身。2016年、東京から沖縄へ夫婦で移住。【経歴】東京の短大を卒業後、東京の派遣会社に派遣社員として勤務。そこで初めてパソコンに触れ、プログラミングスキルを身につける。その後コンサルティングファームへ転職し、15年勤務した後、沖縄へ移住。前職で積み重ねた経験を活かせる沖縄テクノスに入社した。


移住の経緯について

お二人とも、東京からのIターン組とのことですが、沖縄移住の経緯と、現在のお仕事について教えてください。

卜部さん:

東京で働いていた時に沖縄の企業と仕事をしたことが沖縄に興味を持ったきっかけでした。2000年頃のことですね。沖縄県の大手小売企業に、会員管理のデータベースを導入するプロジェクトで、この仕事を通して沖縄県内のIT普及はまだまだこれからだということを肌で感じたんです。私自身、人材や技術の育成を通じて沖縄経済に貢献できるのではないかと思いました。

その後、スマートフォンアプリ開発の仕事をしていたのですが、沖縄での会社の立ち上げに誘われ、移住を決意しました。移住後は、自分の会社を含め何社か転職をした後、お誘いいただいた沖縄テクノスに魅力を感じ、入社しました。ここなら起業経験を活かせると思ったことも、沖縄テクノスを選んだ理由ですね。現在は、SAP*を始めとしたERP**ツールをお客さまの業務内容に合わせたカスタマイズの開発管理をしています。

*SAP……ERPツールの中でもっとも世界に浸透しているパッケージソフト。

**ERP(Enterprise Resources Planning)…………総務や会計、人事、生産、販売など企業の基幹情報を統合的かつリアルタイムに処理し、効率的な経営スタイルを実現するためのシステムツール。

吉田さん:

私は、母が沖縄出身ということもあって昔からよく沖縄に来る機会もあり、老後には沖縄に住めたらいいなと思っていました。すると2年前に、主人が『東京を出て仕事をしたい』と言い出したので、『縁のない地方にいくのは嫌。沖縄以外ならついていかない』と言ってみたんです。そしたら沖縄に移住することになってしまって(笑)。

東京ではERPの導入の仕事を長い間やっていたので、沖縄でも同じ仕事ができればと沖縄テクノスに入社しました。現在もシステムエンジニアとして、SAPのアドオン開発をしています。具体的には、SAPを導入したいというお客さまの要望・オーダーに合わせて追加開発するアプリケーションプログラムの設計や開発ですね。


現在の会社について

沖縄テクノスという会社の良さや、仕事の魅力を教えてください。

卜部さん:

例えば、アジア諸国との仕事という面で、東京にいたときより成長の環境が整っていると感じます。

今、アジア経済は成長著しいですが、これからアジア諸国の企業は売り上げの質を上げるために、ERPのニーズが急激に高まるはずです。沖縄テクノスは、沖縄で数少ないERPを扱っている会社ですし、沖縄という立地はアジア圏との仕事にはとても良いですね。

ERPに関しては、今までは、東京でコンサルティングや業務管理をして、沖縄で開発という仕事スタイルも多かったと思いますが、アジアを視野に入れたときには、沖縄でコンサルティング・業務管理をして、開発までのワンストップになってくると考えています。弊社のような沖縄の企業にもチャンスはありますし、私自身、自分が成長できるか環境として見た時に、とてもやりがいを感じています。海外で働きたい若い方にとっても魅力的な環境だと思いますよ。

吉田さん:

弊社の魅力は、海外文化に触れながら、自分を成長させることができるところです。

私は東京にいたときは自分の仕事をただ淡々とこなしてたんですけど、沖縄に来てからは、チームの人に技術面の指導をするようになりました。こちらにはABAP(Advanced Business Application Programming)の技術者が少ないので、仕事を回すために自発的に始めたのですが、指導することで自分の技術もアップして、皆もいい仕事ができるようになってきました。結局、いろんな人たちとコミュニケーションを取り、試行錯誤しながら、ゴールを達成した経験を通して、仕事の質が一回り変わったようになった気がします。これは個人プレー中心だった東京の頃とは大きくことなりますね。

また、現状、沖縄にERPの開発に必要なABAPを扱える技術者がそう多くないという理由もありますが、中国を始めとしたアジア圏の技術者をパートナーとして迎え入れて開発をすることもあります。とある30人規模のプロジェクトのときは、会議は英語と中国語が飛び交う異国状態になっていました(笑)。そういう異文化な働き方ができるのは、沖縄特有と言えるかもしれないですね。

卜部さん:

あとは、

沖縄テクノスが入っているこの建物には、きれいな海が見えるこのカフェもありますからね。仕事中、この景色を見ながら息抜きができるのも、沖縄テクノスの好きなところです。


沖縄移住について

沖縄移住にともなって、仕事面や生活面で感じたことを教えてください。

卜部さん:

吉田さんもそうですが、東京から沖縄に来る人たちにと接していて感じるのは、東京でやっていた仕事以上のことに取り組む機会が与えられていることです。東京の大きな組織で仕事をしていると、上司と部下がきっちり分かれていて、トップダウンの仕事が多かったりするんですが、沖縄はそのあたりが良い意味で曖昧です。沖縄の人たちは純粋で、素直な人が本当に多いということもあり、自分が上司として言ったことに対して、部下が気後れせずにちゃんと意見を返してくれるので、対話ができるというのが素晴らしいですね。一緒に仕事をしていても、その素直さが故、成長の伸び率が東京の人と全然違うんです。東京での仕事を経験した人が沖縄にくると、その人のステージがどんどん上がっていっている様に思います。

あと、全然違うということで言えば、残業や時間外労働がないのもそうですね。沖縄の人は、仕事とプライベートがはっきりしているのかもしれないです。東京から沖縄に来た人は、上司が先に帰っていく光景に驚くはずです。もちろん企業によっては残業があるところもありますので、弊社での例ではありますが…。

吉田さん:

私のことで言えば、公私の両方で、心に余裕ができました。東京では、出世を意識して一生懸命自分をアピールしたり、お客さまが求めてくる過度な要求に疲弊したりと、いつもすごいプレッシャーを感じていました。毎日の予定をこなすことだけに一生懸命な日々にしんどくて「この状況でずっと働き続けられるのかな」と心配でした。

でも沖縄に来て、生活にゆとりができて、ぼーっとできる時間が増えたので、この上なく幸せです。あと余談ですけど、部屋は広くなったのに家賃が下がったので、東京よりも自由に使えるお金が増えて、金銭的なゆとりも多少増えたような気がします(笑)。


沖縄へのUIターンを考えている方へメッセージ

最後に一言、沖縄へのUIターン転職を考えている方々へメッセージをお願いします。

卜部さん:

成長できる分野が広がるということが、沖縄で働く一番の魅力だと思います。純粋にエンジニアスキルを伸ばすことを考えると、東京の仕事の方が若い人たちからすると魅力的に見えるかもしれません。エンジニアとしての仕事の量も、質も東京の方が上ですからね。でも、良い仕事をするという観点からすると、エンジニアのスキルだけではなく、それとかけ合わせるプロジェクトマネジメントなど、他のスキルも同様に身につけられる環境がいいのではないかと思うんです。沖縄でなら、個々人がカバーする仕事の範囲が広く、決裁権もしっかりともらえるので、多様なスキルを身につけることが可能です。ぜひ、自己成長を求め、より上を目指す若い世代にきてほしいですね。

吉田さん:

沖縄に移住すると、心のゆとりが持てますよ。それに尽きます。私はぼーっとするのが好きなので、仕事とのメリハリがしっかりとつけられて自分のペースで生きていける今の環境はすごくいいなぁと思います。あと、移住後には自分ができることに集中して取り組める会社を選ぶと、ステージを上げながらスキルアップができるのでおススメだと思います。

卜部さん、吉田さん、ご協力ありがとうございました。
(ITキャリア沖縄より転載)


●【NEWS】移住イベント@渋谷に、沖縄テクノスが出展します!
2017年11月25日(土)「沖縄IT移住・UIターンフェス!@渋谷」(13時開場/13:30〜16:30)に、沖縄テクノスが出展します。
イベントの詳細はこちらにてご確認ください。
沖縄IT移住フェス

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