2020年度必修化で盛り上がるICT教育、指導要領対応プログラミング教材リリース

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文科省が2020年度から小学校でのプログラミング教育必修化を目指すことが去年発表され、ますます盛り上がるICT教育。不足が予想されるIT人材を、総務省は2025年までに100万人育成する方針を発表するなど、いよいよ国もその対策を練りはじめています。

今回紹介するのは文科省「次期学習指導要領」に対応した国内初のプログラミング教材「プログル

小学校でのプログラミング教育支援のために作られたプログルは、専門知識を持ち合わせない教員であっても教材として使用できるつくりに。2017年4月にはじまり約6,000名が利用しているという「プログル -公倍数コースー」の続編として今回「プログル -多角形コースー」も提供が始まりました。

次期学習指導要領では、プログラミングのみを取り立てて扱わず、既存各教科の内容と関連付けて学べるようにすることが求められています。「プログル -公倍数コースー」「プログル -多角形コースー」を実際使ってみると、プログラミングが持たれがちな難しい印象を排して、算数の授業をパソコンで楽しくやってみる!といった印象です。イラストとアニメーションで簡単なゲームのように、「倍数と約数の関係」「多角形の性質」といった算数における数学的な見方・考え方を身に付けることができる内容に。そして同時に「順次処理」「繰り返し」「条件分岐」といったプログラミング思考も身についてしまうという仕組みです。

これまでの机と黒板の授業ではなかなか算数に興味を持てなかった生徒が、パソコンとゲームを介してプログラミングを入り口に算数に興味を持つことも大いにあるはずです。プログラミング的なアプローチや思考法が、他の教科への波及効果を発揮することが想像でき、これから学ぶ小学生が羨ましくもなりました…!

これからプログラミングネイティブ的な子どもがどんどん育ち、世代が変わっていくと生活や仕事のシフトローカルは自然と広がりそうですね!今回は専門家でなくとも活用できる教材を紹介しましたが、地方に移住してプログラミング教育に携わろうというエンジニアさんもこれからますます増えていくのではないでしょうか。

プログラミング教材「プログル」
https://proguru.jp/

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シフトローカル編集部。シフトローカルなメンバーが集まって構成している。

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