「美ら島ベリー」、栽培開始

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8月9日、沖縄セルラーは「美ら島ベリー」の栽培を開始したことを自社プレスリリースにて発表しました。

「美ら島ベリー」は沖縄県内初の試みとなる、ICTを活用した完全密閉栽培型のイチゴ。同県大宜味村の工場にて2017年8月9日から栽培が開始されました。
イチゴ栽培において、しっかりとした量の収穫を得るためには熟練したノウハウが必要です。更に農薬使用回数も他の野菜類・果実類の中では40~60回程度と非常に多く、残留農薬が大きな懸念・課題事項となっています。

そんな現状の中に出てきたのが「美ら島ベリー」!
「美ら島ベリー」はイチゴ栽培の様々な課題を克服するため、大規模なイチゴの室内栽培を行っている日清紡ホールディングスからの技術提供を受け、本州とはまた異なる沖縄独自の栽培条件に合うよう気候や水質等を調整するなど力を入れているんだとか。
また、平成25年から稼働している沖縄セルラーの植物工場で培ったICTのノウハウも栽培に活用するそうです。こちらの植物工場は現在、2つの工場で日産にして約1,000株のレタス系葉野菜やバジルを栽培・出荷するなど着々と実績を上げています。沖縄セルラーといえばスマホアプリを通じて野菜を誰でも簡単に育てる事のできる「IoT水耕栽培キット やさい物語」の製作元でもありますが、この「やさい物語」もこちらの野菜工場でのノウハウを活かしてできたものでした。

「美ら島ベリー」の収穫予定時期は来年5月。「やさい物語」ではレタスでしたがもしかすると今後、イチゴが自宅で栽培出来る日も来るのかも?

やさい物語:http://yasaimonogatari.com/

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